34話 ページ35
大和side…
小五郎「しかし大事無くて良かったな。」
コウメイの検査も終わり、あとは意識が戻るのを待つのみ。
今は上原がついている。
Aは病院に来てから黙ったままだ。
大和「…なぁ、そろそろ犯人を教えてくれねぇか?お前がそいつに自首させたいって気持ちは分かるが____」
『…いや?諸伏に手を出されてそんな甘っちょろいことを考えるほど俺はお人好しじゃねぇよ。』
そう言ったAの目は鋭く光っている。
…こいつ、怒ってんのか。
大和「お、おぉ…。」
『赤い壁に白と黒の椅子。明石さんはチェスが好きだった。チェスの先手は白。だからまず白い椅子に座り赤い壁を見る。そして黒い椅子に座り白い壁を見るとどうなると思う?』
コナン「そうか…!補色、だよね?」
赤を見続けた後に白い壁を見れば緑色が浮かび上がって見える…
大和「ってことは犯人は翠川か…!だが、直木はなんで殺されたんだ?」
『赤い壁には最初犯人の名前が書いてあった。ナオキ、とな。たまたま訪れた直木さんがそれを自分だと思って赤く塗りつぶしたが、その後気づいたんだろうな。それが明石さんが唯一名前で呼んでいた翠川ナオキのことだと。』
小五郎「そうか!それをネタに脅されて、殺したっつーわけか…」
諸伏「その通りです。」
見ればコウメイが上原に支えられ立っていた。
大和「こ、コウメイ!」
蘭「意識が戻ったんですね!」
小五郎「しかし大丈夫か?そんな急に動いて。」
諸伏「はい、何とか。」
コウメイは何か言いたげにAの顔をチラリと見た。
あぁ、上原からAに助けられたこと聞いたんだな。
だがAはそんな諸伏に…
『なにその羨ましいシチュエーション。諸伏、そこ変われよ』
と言った。
みるみるうちにコウメイの顔が不機嫌になっていく…
大和「Aっ!…お前1回ちょっと黙れ…!」
『大和はいいのかよ?あんなに密着してるのに。俺の時はちょっと口説いただけで牽制してきただろ?』
大和「あ!?コウメイはいいんだよ…!」
だってあいつが好きなのはお前だからな。
『ふーん?いくら女顔だからってあいつも俺と同じ男だぞ。』
大和「女顔なのは間違いねぇが、そこじゃねぇよ。だいたいお前下心丸出しなんだよ!」
小五郎「お、お前ら…」
コナン「その辺にしといた方が…」
ハッとコウメイの顔を見ると嫌な笑みを浮かべていた。
諸伏「ふふ、君たちそんなふうに思っていたんですね。」
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もん(mon)(プロフ) - Excuse meさん» すみません!友達が使いたいと言っているのでこちらの作品はご遠慮ください…>_< (2023年1月31日 13時) (レス) id: 1f4439cdc8 (このIDを非表示/違反報告)
Excuse me(プロフ) - pixivで書いてもよろしいでしょうか?主人公の名前、タイトル変えます (2023年1月31日 12時) (レス) id: 880b7bddc6 (このIDを非表示/違反報告)
山さん - 好きぇぇぇぇぇぇえす!!!!!高明さん可愛いひろ可愛いみんな可愛いご馳走様です更新楽しみにしています(( (2023年1月27日 14時) (レス) id: df5dd681a2 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - はじめまして。面白いです。主人公君と諸伏警部の絡み最高です。主人公君と長野県警組の絡み面白いです。 (2023年1月13日 16時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
深夜 - 絵は自分で書いたのですか? この主人公のCVは島崎信長さんかな? (2023年1月12日 19時) (レス) @page1 id: 880b7bddc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もん(mon) | 作成日時:2023年1月3日 10時