23話 朝食 ページ24
牛沢side…
キヨと朝食を食べに行くと、途中でAさんとレトルトと合流した。
『うっしーとキヨおはよ。』
朝なのにさわやかに笑うAさん。
朝からイケメンなのずるい。
牛沢「おはよ。」
キヨ「はよー。てかレトさんずるい。」
レト「頑張って遊ぼってLINEした甲斐があったわ〜」
キヨ「同担無理っ!」
昨日キヨが目を真っ赤にして帰ってきたからAさんとなんかあったと思ってたけど、いつも通りのキヨだ。
あれ、昨日何もなかったのか?
『せっかくだし4人同じ席にして貰おうか。』
キヨ「賛成!」
レト「え〜せっかくのデートなのに。」
牛沢「抜け駆け禁止だからw」
Aさんがスタッフに声を掛け同じ席で食べれる事になった。
ここはバイキング形式だから好きな物を好きなだけ食べれる。
牛沢「ん!これ美味いわ〜!」
『へぇ〜なら俺もとってこよ。』
Aさんはそう言うと伊達メガネとマスクをして料理を取りに行った。
キヨ「芸能人は大変だよなー」
レト「朝食部屋にお持ちしましょうか?って聞かれてたけど、バイキングの方が楽しいよねって断たんだよね。」
牛沢「芸能人だけど気取ってない感じが好きなんだよなぁ〜」
キヨ「あーそれ分かるわ〜」
レト「俺さ、昨日Aくんに告白したよ。」
キヨ・牛沢「「えっ…」」
キヨ「えっ、レトさんも好きだったの…?そういう意味で…?」
レト「うん。好き。」
レトルトは本人に伝えたことで吹っ切れてるのかあっけらかんとしている。
キヨ「……それで、返事は?」
レト「好きとかまだわかんないけどちゃんと考えてくれるって。」
キヨ「…………そっか。」
キヨは少し複雑そうな顔をした。
レト「キヨくんの方はどうなってんの?」
キヨ「…俺も昨日言った。けど、返事は要らないって言った。だって振られるの怖ぇし、傍に居られなくなったら嫌だし…」
レト「ふぅん?なら俺の方が可能性高いね。」
牛沢「ちょっとまって、まさか俺だけ出遅れてる?」
キヨ「は?まさかうっしーも好きなのかよ」
牛沢「うん、俺も好きだよ。Aさんのこと。」
『え、そうなの?』
まさかと思い後ろを見ると、デザートを大量に持ったAさんが立っていた。
Aさんは自分の席に座るとケーキを食べながらこちらに視線を向けた。
…あ、終わった。
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しゃう(プロフ) - 最初は嫉妬深い黒猫さんの方にハマってたのですがこっちもとっても素敵です!!これからも応援してます! (2021年6月12日 22時) (レス) id: 037ad170bc (このIDを非表示/違反報告)
やなめなや(プロフ) - ものすごく面白くて好きです…更新頑張ってください!! (2021年5月31日 23時) (レス) id: 67219d2819 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もん(mon) | 作成日時:2021年5月14日 19時