22話 告白(レトルト) ページ23
Aside…
レト｢ねぇ、Aくん。｣
『ん？』
レト｢あのさ、俺…Aくんの事好き、かも｣
『えっ』
レトさんはそう言って抱いてるぬいぐるみに顔を埋めた。
ちょっと長めな髪の毛の隙間から見える耳は真っ赤に染まっていて、それが今言ったことが冗談では無いことを物語る。
レト｢…Aくんは好きな人いるの？｣
『んー…特に思いつかないかな。』
レト｢なら、ちゃんと考えて欲しい。…それとも、やっぱ男だし無理？｣
そう言うレトさんの声は少し震えている。
キヨもそうだけど、同性に思いを伝えるのって怖いよな。
俺は今まで女の子としか付き合ったことがなかったし男をそういう対象として見たことは無かった。
でも不思議と嫌悪感はない。
『レトさん、手貸して。』
レトさんの右手をとり、自分の胸に当てる。
『ドキドキしてるの分かる？…好きとかはまだわかんないけど、ちゃんと考えるよ。』
レトさんは嬉しそうに うん！と笑った。
レト｢Aくんに好きになってもらえるように頑張る！｣
『でもなー好きかもって言われたからなー。かもって』
そう言って意地悪に笑えばレトさんは慌て始めた。
レト｢え、いや、あれはっ…好き！好きです！！｣
『んふふ、よく出来ました。』
レト｢…いけずやわ｣
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しゃう(プロフ) - 最初は嫉妬深い黒猫さんの方にハマってたのですがこっちもとっても素敵です！！これからも応援してます！ (2021年6月12日 22時) (
レス) id: 037ad170bc (このIDを非表示/違反報告)
やなめなや(プロフ) - ものすごく面白くて好きです…更新頑張ってください！！ (2021年5月31日 23時) (レス) id: 67219d2819 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もん（mon）
| 作成日時：2021年5月14日 19時
