【REBORN!】あたしが嫌い？だから何？【最強】 (ページ34)

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↑２７話↓ ページ34

→Aside←

―――――ズガガン！！

突然屋上に銃声が響き渡る。
今までこの屋上にはなかった音だ。

雲雀「！？」

あたしに当たるはずだった先輩の両手に握られていたトンファーは宙を舞い、カランカランと音を立てて地面に落ちる。

？？「そこまでだぞ。」

黒いボルサリーノに黒いスーツ、全身真っ黒な赤ん坊の手には緑色の拳銃が握られていたがすぐさま形が変形し、カメレオンになり赤ん坊が被っているボルサリーノの上に留まった。

A「やっぱりお前だったか…リボーン。」

リボ「ちゃおっス。元気だったか、A。」

A「あぁ、おかげさまでな。」

リボ「全く、お前はいつも無茶しやがって。俺がもし銃を抜かなかったらどうなってたか分かってたのか？」

リボーンは急に少し険しい顔になり、あたしを見てそう低い声で呟くように話す。

A「さぁ、分からないな。だってあたしはお前は絶対に銃を抜くと分かっていたからな。そんな最悪な結果なんか考えもしなかった。」

リボ「…それもそうだな。俺達にはAを守るという義務があるからな。」

あたしはリボーンの言った事を全く気にせず、ニヤリと笑ってリボーンにとって反論できない言葉を返す。もちろんリボーンは言い返さず、それを認める。まぁ、当然だな。という感じに。
そしてリボーンはいつものようにニッと笑ってあたしを守る事は義務だと言う。

A「おいおい、義務だなんて…そんなこと言うなよ、あたしはそんな風に強制したような覚えはないぞ？」

リボ「いや、言い方が悪かったな…俺達はAを守りたい。Aを守らせてくれ。」

A「…それは、思いもしなかったありがたい申し出だな。でも、あたしは自分の身は自分で守るぞ？今回はお前がこの場にいる事を知っていたからあんな真似をしただけだ。お前達は大空のあの人を守ってやってくれよ。」

リボ「…じゃあ、言い方を変える。」

そう言ってリボーンはピョンとあたしに向かってジャンプする。
あたしはそのジャンプしてきたリボーンを両腕で包み込むように捕まえる。

リボ「俺が…Aを守りたいんだ。本当は俺を含めて、アイツ等はみんなお前を心から守りたいと思っているぞ…？」

そんな事を呟くリボーンは、赤ん坊とは思えない程、真剣な目をした顔であたしを見ていた。