【REBORN!】あたしが嫌い？だから何？【最強】 (ページ33)

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↑２６話↓ ページ33

→Aside←

―――――ガキーン…キィィン…ガッ…キィィィン…

屋上では金属のぶつかる音が響き渡っていた。
そう、あたしと学ラン先輩の戦いはまだ続いている。
昼ご飯を食べ終わって、戦い始めてからは１５分位は経っただろうか…どちらとも引かずに戦いは続けられる。

A「先輩、１５分後に昼休みは終わります。だからこんな風に戦うのも後５分だけです。あたしは次の授業の準備があるんで。」

雲雀「何それ、君の事情なんか知らないよ。それとも負けを認める気かい？」

A「いや、あんたもちゃんと授業受けて下さいよ！；…それに、負けを認めるだって？…冗談じゃないですよ。ここまでやり合ったなら最後までとことん付き合いますよ！…でも、頼むからちゃんと時間は守って下さい…；」

雲雀「嫌だね。僕はまだ楽しみたいけど、君がどうしても止めたいならここで僕に咬み殺されてよ。」

A「…先輩、あんた、ズルい人ですね…ここまでやり合ってあっさりあたしが負けられない事を分かっていてそういう事言うんですもんね。なんて意地の悪い人。」

雲雀「…何とでもいいなよ。僕には関係ないからね。」

くっそ～…ニヤニヤしやがって…ほんと悪い顔とはこの事なんじゃないか…？；
ここを切り抜けるために方法はある。
もう一本。あたしにはもう一本短剣があるんだ。
これさえ使えばこの先輩を簡単に振り切る事が出来る…。
…出来るけど…ここまでやったんだ…！；絶対に使いたくない！；
だって、なんか、もう一本武器を出してしまったら負けな気がする…！；
いや、もちろん、あたしが勝手に思っているだけで実際、そんなルールもないから使っても良いんだろうけど、あたしがそれをしたくないんだ！；；
でも、使わないとずっとこのままだよな～…；
う～ん、どうにかしてこの場を収めないと…
……って、あれ…この気配…。
…ふーん？…偶然にしてはおかしいよなぁ？…だってお前はいつもならイタリアに居るはずだろ…？ま、今この状況を考えたらお前がここに居てくれてよかった。時間も丁度良いし、好都合だ。

A「先輩…time up…です。」

あたしはニヤリと笑ってそう言うと武器を地面に落として軽く両手を上げる。
そして先輩の攻撃があたしに当た…―――――