俺の運命ってさ。 (ページ44)

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story.44 ページ44

銀「あなたはっ！？」

黄緑「変身」

チームの象徴である貴族のようなコート
シャチホコマンよりも気高いオーラ

そう、それは………

白「戒斗だ………！！」

あの勇翔が思わず声をあげ目を輝かせる
わざわざお願いして本当に使ってた衣装借りてきた甲斐があったな

赤「悪い、誰かは知らないけど助けてくれ！」

黄緑「ふざけるな、助けろだと？貴様もヒーローなら戦え」

赤「いや、だから今俺、腹が………」

黄緑「………ふん」

上からな戒斗に対して、かっこつけたクサイ芝居をする辻本

安心しろ、勇翔は今戒斗しか見てねぇから。

青「こうなったら、全員まとめて食中毒にしてやるぅぅ！！」

赤「よけろ！バナナ！」

黄緑「バロンだ！はぁっ！！」

バナナの槍で攻撃を弾き返す

青「なんだと！じゃあこっちだ！」

勇翔の方に手を向ける田村

向けられた本人は少し戸惑ってる

白(え、俺？どうすればいいの？え？)

青「ヒラメバスター！！」

赤「させるかっ！」

青「…ﾁｯ、邪魔しやがって！」

黄緑「ふっ、戦う術を持たない病人に攻撃か…そんなの弱者のすることだ！」

青「このヒラメキング様が弱いだと！？調子に乗るな！」

赤「ヒラメキング！確かに俺たち人間は動物達の命を奪って生きてる、なのに感謝もしないで粗末にしてしまうこともある！でも！それで人を襲うのはダメだ！人はいくらでもやり直せるんだ！これからは食べ残したりなんかしないで命に感謝して生きていく！だから…もうこんな戦いはやめよう！きっと分かり合えるから！」

青「ふざけるな！分かり合いたくなんてない！俺は復讐出来ればそれでいいんだよ！！ごちゃごちゃ言わずに早く消えろ！！」

田村が自分で考えた長ったらしい動きを決めた

このヒーローショーもクライマックスを迎える

青「超・ヒラメキングバスター！！」

赤「バロン！一緒に決めよう！」

黄緑「勝手にしろ…！」

黄「頑張れバロンー！」

緑「グランスピアー！」

バロンとグランスピアーの合わせ技がヒラメキングに炸裂！

青「ぐっ…！まだ…まだ…終わってない…」

赤「もうやめるんだ！ヒラメキング！」

青「ヒラッ…ヒラァァァァァ…！」

ヒラメキングは倒れた
グランスピアーとバロンの勝利だ

銀「やったねお兄ちゃん！」

赤「あぁ、楓。なぁ、バロン…」

いつの間にかバロンは去り、名古屋には平穏が戻った………

そして、俺らのヒーローショーは幕を閉じた