俺の運命ってさ。 (ページ43)

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銀「お兄ちゃんっ?!どこいってたの？さっきナスみたいな人がねっ」

赤「あー悪いちょっと人探しにな」

俊くんの甲高い声に、勇翔は笑いを必死にこらえている。

これが俗にいうギャップ萌え……

いや萌えはしない、ただのギャップってやつか。

小物担当のやつも一応脇役だけども出ることになってる。

銀「お兄ちゃん…あれなに…？」

赤「え？あれって、何もねぇけど」

そこに悲鳴をあげるゆとり登場。

黄「あ、あの！今二人でダンスレッスンしてたら！」

緑「なんか！なんかヒラメが！気を付けてください!!」

ヒラメでもう勘づいたであろう勇翔、

赤「ヒラメって……あ！ほんとだこりゃ見事な魚顔した」

銀「魚顔って！どうみてもヒラメじゃない！」

青「フッ…ヒラメ顔とは実に面白い。我の名はヒラメキング。カレイ目カレイ亜目ヒラメ科に属するヒラメ界のトップ。お前ら、ヒラメは好きか？」

ヒラメ顔、とは誰も言ってないけどね。
うん、やっぱセリフ間違えたか。

銀「やっぱりヒラメじゃない!!」

まぁタム、このセリフ覚えるのに5時間かかったけど

赤「何しに来た？」

青「好き嫌いが激しい人間のために復讐しに来たのさ！俺らの仲間は皆人間によって…でもそれが使命なら、どうして食べ残しする？！そんな命を粗末にするヤツらが許せねぇんだよ！」

よし秀才登場。

桃「なんだか真っ当なこと言ってるようだけど…ヒラメが喋る？ヒラメ界のキング？物理的にありえないねぇ」

青「なんだお前…ムカつくなぁ、くらえ！」

赤「逃げろ大学生!!」

桃「あ、え、?!」

赤「くっ……いってぇ…ダメだ、腹が…っ！」

銀「お兄ちゃんっっ！」

青「フハッ、食中毒だ。バカだな、庇ったりなんかしたから…でも結局、お前らもやられるうんめい♪」

桃「に、逃げよう!!」

銀「うん！でもお兄ちゃんがっ！」

瞬足ヒラメ、あっという間に追いつく。

絶体絶命のピンチ、どうする?!

白(あれ、こういう時ってお姉さんがヒーローに頑張れー！って皆で呼びかけるんじゃ…豊さん来ない…まさか終わり？)

青「ヒラァアアアアアアアアアア!!!!」

倒れる田村、皆の視線が集まる中、出てきたのは無論、あの男であった…

？「ふざけるのも大概にしろ」