俺の運命ってさ。

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金side


あからさまに無理してる勇翔に、俺はなにも言えなかった

絶対治る、また一緒に歌える なんて無責任なことは言えなくて


ごめん、ごめんな勇翔




それでも勇翔を元気付けてやりたい

まともなことが言えないなら、行動すればいいんだ








金「朝から呼び出して悪い。でも、勇翔のためだから」

黄緑「ぴんちゃんのため？」

金「勇翔の奴、一般病棟に移った」

黄「えっ！？てことは、治るの？」

青「よっしゃー！！」

金「………わかんねぇ。少なくとも勇翔は、治らんって思ってるみたいだった」

桃「おー…あの勇翔が弱気に…」

緑「でもさぁ、一般病棟ってことは、少しは治ってるってことじゃないの？」

赤「まぁ、ICUにいたところで治らないってパターンもありえるけどな」

銀「つじ、そんなこと考えるな」



辻本が言ったことが正しかったりするのかもしれない

それでも、そんなことは絶対信じたくねぇ

勇翔は、必ず治るから




金「勇翔を元気付けるために、俺達でなんかやろうぜ」

黄緑「あ！はいはいはいはーい！！ゆーちゃむ、いいこと思い付いた！！」

青「おー！さすがゆーちゃむ！なに？」

黄緑「あのさ！俺とつーじってヒーローじゃん！ぴんちゃん、ヒーロー好きじゃん！」

赤「お、おう…」







黄緑「ってわけで、俺達でヒーローショーやろうよ！！ぴんちゃんの為だけに！！」



どうやってだよ、って突っ込みは華麗にスルーされ
勇翔のためのヒーローショーは着々と準備が進められていった


少しでもアイツが笑ってくれるなら、やるしかねぇかな…

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