俺の運命ってさ。 (ページ32)

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story.32 ページ32

勇翔side

あぁ、俺、なに言ってんだろ

白「病気なって…ライブも、イベントも出れなくて……、皆に負担かけてばっかでさ…」

勝くんの顔が怖くなってく

そんなことも構わずに、勝手に言葉が出ていった

白「俺が死んだら……、皆も楽になるよね…」

金「…お前、ふざけんなよ？」

白「え……」

金「俺なんかとか、迷惑とか、負担とか、死んだらとか…、被害妄想ばっかすんな」

白「っ…被害妄想って何？！勝くんに俺の何がわかるわけ？いいよね、勝くんは。俺みたいに弱くないし、病気でもないし…！」

……なんで

なんで理解してくれないの？
こっちはこんなに怖いのに…
新しい病院来て、いきなりこんな所で入院させられて

こんな苦しいのに、こんな不安なのに

金「ﾊｧ……、お前さ、俺がお前の気持ちとか考えなんてわかるわけねぇだろ？」

白「……は？」

金「勇翔がどんだけ怖いのかもわかんねぇし。病気がいくら辛いのかもわからん。でも、それはお前もだろ？」

白「……」

金「俺らの内の誰かが、負担だとか迷惑とか言ったか？言ってねぇよな。第一、俺らはお前のことを迷惑だなんて思ってねぇ。不安ならちゃんと言え！お前が不安なら、俺らがそれを取り除いてやるから」

……勝の笑顔はやっぱり強いよ

黄「あぁー！！勝くんが勇翔とイチャイチャしてるー！！」

金「あぁ？」

医者との話を終えてきた賢人を、勝が睨み付ける
あ、嘘、今首締めた
もう、本当に仲良いなぁ

白「……ふふっ笑」

皆がいれば、本当に怖くないかもしれない……