俺の運命ってさ。 (ページ18)

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story.18 ページ18

勇翔side

勝は、ずっと背中をさすってくれた

なんだろ…こうしてもらってると、少し痛みが和らいで…

白「ﾊｧ…ﾊｧ……」

金「大丈夫そうか？」

白「うん…ありがと…」

金「面会時間、あと20分くらいで終わんだけど、勇翔寝る？」

白「いや…勝と話してたい…かな」

こんなわがまま、迷惑かな

そう思ってたら、勝は頭を撫でてくれた

金「お前、今迷惑って思ってたろ」

白「え…勝、超能力でも使えるの…？」

金「違ぇよ笑お前アホだから、そんなことでも考えてんのかなーって」

白「アホ……」

こんな言い方してるけど、多分勝は俺のことわかってくれてるんだろうな…

金「で？何の話すんの？」

白「えっと…んー…」

金side

話してたいってさ

珍しく、あの勇翔が。

そりゃ、いくらあの無口でもずっと病院で一人だもんな…

白「それでね、明日、そのアニメの最終回で…」

金「病院で観れるじゃん」

白「いや…ここ、チャンネル入んないんだよね…」

金「しゃーねーな、俺ん家で録画しとく」

白「ほんと！？ありがと！」

あぁ……勇翔が本田に見えてきた…

こりゃ、退院したらお喋りクソ野郎２号の座を与えてやるか

金「勇翔、退院したら、ライブでもそれくらい喋ってな？」

白「……退院したら…ね」

なんで…

なんで、そんな哀しそうなんだ…？