俺の運命ってさ。 (ページ17)

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黄緑「ぴんちゃん？入るよ」

ちょうどいいタイミングで豊さんが入ってきた。

気づかれなくて本当によかった。

黄緑「今いない間なんもなかった？発作とか」

白「全然。大丈夫だったよ」

黄緑「本当に？」

白「うん」

黄緑「なら…いいんだけど……」

この人もしかして気付いてた？

なわけないか、だったらきっと入ってくるだろうし。

白「まだ帰らなくていいの？」

黄緑「うん、そろそろ行かないとね」

白「そっか、じゃあ頑張って」

黄緑「ありがとう！ぴんちゃんも頑張って、1日でも早く治してね！」

その豊さんの言葉を最後に、

俺は眠ってしまっていた。

次に目が覚めたのは、夜。

心臓の激しい痛みで目が覚めた。

金「勇翔?!おい、大丈夫か?!」

あ、勝……来てくれてたんだ、
ってそれより…

白「くっ……あ゛…ｺﾞﾎｯ」

金side

丁度勇翔のお見舞いに来て、眠ってたから帰ろうとした時、

勇翔が突然苦しみ始めた。

息もするのも辛そうな程に。

金「勇翔…大丈夫、俺がいるから」

ナースコール呼ばねぇとって、ボタン押そうとした時

白「いらないっ……！やめ……っ」

俺の手首をしっかり掴んで、動きを阻止した。

豊がさっき言ってたのってこれか…

なんで拒否るのか、って。

白「ありがと……だい、じょぶだから……っﾊｧ…」

本当は胸騒ぎしてた。

病状が悪化する一方で、もし……

そんなん考えるもんじゃねえな。

勇翔は絶対戻ってくる…