【呪術廻戦】甘い呪いで惑わせて【短編集】

闇ファンサービス【伏黒甚爾】 ページ14

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「 アイドルにしちゃ、過 激な格好してるな。 」









私、Aは地下アイドル一年目の金欠大学生。表では地味な子演じて、お金稼ぎという名目で地下アイドルを始めた。

案外悪くない。





でも、チェキを撮れどライブをすれど手元に届くお金には制限があった。
元々グレーゾーンな事務所だったがために、正式な活動以外も勧めてもらえた。
いわゆる、枕、とかいうやつ。


アイドル初めて一年、枕でファンと寝て二月ほど。









目の前にいる男はこれまでのファンとは違う雰囲気を醸し出す輩だった。






「 …可愛いでしょ？新調したばかりなんですよ？ 」





愛想を振りまいて、スカートの裾を持って足を出して見せた。

口元に傷、緩い格好でホテルのベッドに腰掛ける男は今まで会ったことのない男だった。
男は別段表情を変えない。





「 なあ、お前今から俺と寝んだろ？緊張してねえの？ 」



「 やだなぁ、オニイサン。してると思うの？ 」

「 オニイサンこそ、こんな可愛い子と寝れてサイコーでしょ？ 」



「 はっ、ガキがよく言うな。 」




そう吐き散らせば、来いよ、と手招きをするオジサン。
いつもみたく、発 情したウサギみたいなオジサン相手とは違って手を出す気はさらさら無いらしい。




「 オジサン、指名でしょ？早く終わらせてよ。 」

「 あ？あぁ、そうだな。 」




そう言って、私は行 為に向かわせるためにマネージャーから受け取った衣装をするりと肩から落とす。

だが、目の色ひとつ変えず男は口から何か吐き出した。
小さなバケモノは体に巻き付き、開けられた口からオエと何かを吐き出した。









「 ｯなに、これ、。 」









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