【呪術廻戦】呪い愛はお好き？【短編集】

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「 お、パンダ。この前のやつか？ 」

「 真希。悪くねぇな、知らない人間との会話っていうのは。 」



同期の呪骸。
最近のSNS事情を教えてやれば瞬く間に沼にどっぷり状態。
だが、この様子じゃいつかどっかで会うこともあるんだろうな、と悟った。




「 ツナマヨ。 」



だがそれは私だけじゃなく棘もわかってたみたいだな。




「 深入りするなよ。ほんとに人間の女かわからねえんだからよ。呪霊だったらどうする？ 」




冗談まがいにそう言えばパンダもわかっているような反応をした。




「 ま、俺はちゃんと割り切ってるさ。人間は好きだが、Aちゃんには会ってやることはできない。



そんな約束しちまった時にはドタキャンするか消して逃げるしか選択肢がないな。 」


「 それも悪くないかもな。 」






返信の内容や速さを見て割と脈ありな彼女と違い、割り切って本気じゃないパンダ。
見てて面白いことになりそうだと、我ながら性格の捻くれさを自嘲したい。









「 あんまり傷つけてやるなよ。思わせぶりからの呪霊は困るんだからな。 」









「 わかってるよ。 」









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ネット上のパンダ先輩とAちゃん。生憎、彼らの気持ちはぶつかることなく、すれ違い一方通行です。

見えない人に優しくされると想像のイケメンや理想の相手を思い浮かべてしまうあの現象はいったいなんと言う病名なのでしょうか…？







巡り会うことなく真実も知ることができない夢主ちゃんは可哀想で哀れですね。






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