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お父さんたちの意識が戻らないまま3日が経った。笹本さんはスケジュールをバラすと言ってくれたが、そんなことをしてはプロ失格。目を覚ました2人に合わせる顔がない。


私はあの日、お父さんとお母さんに誓ったんだ。


_____

A「お芝居をしてる時だけ、私は何にも変えられない喜びとやりがいを感じられる。私には、この道しかない!絶対に後悔なんてしない。この道を選んだことを、いつかお父さんとお母さんにも間違いじゃなかったって思わせるから!」

_____



薄情な人間だと何百万人に言われようと、きっとお父さんとお母さんは褒めてくれる。


今こうして、マイク前に立つ私のことを。


...



笹本side


笹本「なあ、江口。ちょっといいか」


江口「あ!笹本さんちょうどいい100円貸して?♡」



相変わらずの調子の江口を捕まえたのには訳があった。3日前。俺は入社当時にお世話になったある人に引き止められた。



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多中「ちょっといいかな今」


多中巴子。うちの事務所の所属声優で、確か安元さんと同意くらいの中堅ベテラン。新人の時にマネージャーにつかせてもらって、この業界の色んなことを教わった。


笹本「どうしたんです、珍しい」


多中「いやね、なんか変な噂聞いちゃってさ、」


多中さんが話したことは、驚いたことにAと安元さんの関係についてだった。一体どこから漏れたのか。だが、ことはそれだけでは収まらなかった。


多中「悪質な記者が2人を嗅ぎ回ってるみたいなの。今白ちゃんってまだ若いでしょ? 今はうちの看板でもあるし。事が大きくなる前にもしこの話が本当なら、マネのあんたがしっかり管理しときなさいよってね」


管理。その言葉が意味すること、それはつまり、


笹本「2人を別れさせろってことですか?」


多中「何よ。ただ、将来有望な彼女はまだ若くて恋に盲目になる年頃だから、あんたが見守りなさいって言ってるだけよ。」


何故がその言葉尻に、違う目的を感じてしまった。



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設定タグ:男性声優 , 安元洋貴 , 江口拓也   
作品ジャンル:恋愛
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理音(プロフ) - 最高でした!番外編とか作っていただけたりしますか??!! (4月5日 0時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
あねえ(プロフ) - うどんどーんさん» うどんどーんさんありがとうございます!のんびり更新にはなりますが安元さんともしっかりイチャラブさせる予定です!ぜひ完結までよろしくお願いします( ¨̮ ) (6月16日 16時) (レス) id: 6cd193968a (このIDを非表示/違反報告)
うどんどーん - 続き待ってましまぁ!!!!!笹本さんも気になるけど安元さんとのラブラブな様子も読みたいです。無理せず頑張ってくださいね。 (6月15日 22時) (レス) @page3 id: e32b43a123 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あねえ | 作成日時:2023年6月15日 17時

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