十六話 ページ17
ウタの舞台
それはウタにとって最高のステージのある場所
ルフィが提案して今Aたちはそこに向かっている
ルフィとウタが歩く少し後ろをAは着いていく
ルフィが言うウタの舞台がある場所
Aにはそれがどこだか見当がついた
「え！まだ歩くの！？」
確かに結構歩くけどその価値はあると言える場所だ
あの場所はAも結構気に入っている
何より静かだしのんびりするのに向いている
「もう少しだよ。この先にあるのは本当に素敵だから」
Aが到着はもうすぐと知らせると心なしかウタの表情が明るくなった。確かに先を知らないとまだ歩くのかってくらい不安になる距離かもしれない
着いたのは古びた風車
ルフィが中に入るとそれに続いてAとウタも続く
久しぶりにここに来たAはルフィと自分以外の子がいることに不思議な感じがした。元はルフィが見つけた場所だけどその存在は今まで２人しか知らなかったからそこに加わるウタに対して変な気持ちが入り混じる
「最高よ。赤髪海賊団は。あたし、シャンクスだけじゃなくてみんなのことが大好きなの！たまにはバカやりすぎることもあるけどね」
「酒飲みすぎて裸で寝てたしな」
「あるある」
「へへへ」
あの短期間で仲良くなったルフィとウタにAは自分が空気のように感じた。2人はそんなこと思ってない筈なのに何故か距離を感じる
「お前、思ったよりつまんなくねーじゃん」
「そっちこそ」
Aは居心地が悪くなって足が止まる。
閉じた風車の窓をルフィが開けようと手を伸ばす
開いた窓の先には綺麗な暁色に染まった景色が広がる。
いつ見ても綺麗な景色にAは心が洗われるような気がした
さっきまでとは違う気持ちにAはこの景色に感謝した
自分らしくない感情に
自分らしくない考え
そんな事を忘れ去れてくれるこの綺麗な景色をAは改めて好きだと感じた。
「あたしの舞台がここにある」
ウタがこの素晴らしい景色を見て呟く
どうやらここの景色が気に入ったみたいだ
その表情は感動そのものでとても綺麗だった
たくさんの景色を見たと言うウタに気に入ってもらえたのならここフーシャ村も捨てたもんじゃない
Aはこの村が外の世界に認められたようで嬉しくなった
いつの間にか穏やかになった気持ちで２人と一緒に夕日を眺め続けた
＊＊＊＊＊
表現って難しい…
ごっちゃになってごめんなさい
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結佳(プロフ) - 続き待ってます (6月14日 18時) (
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作者名：如月。 | 作成日時：2022年10月11日 2時
