無気力少女と未来の海賊王 (ページ6)

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五話ページ6

今日も今日とてとてものどかでいい天気だなぁ。

こんな日はのんびりと過ごしたいけど…
聞こえてくる足音にその思惑は打ち壊された。

「A！今日はチャンバラするぞ！！」

「えー、痛いのやだなんだけど…」

流石にチャンバラはイヤだなぁと逃げ道はないか探っていると私とルフィに陰が差し込んだ。

「これルフィ。Aは女の子なんじゃからそう言った遊びは辞めてやれ」

「「村長！」」

振り返るとルフィの保護者とも言える存在の村長が立っていた。

流石は村長！
ルフィにチャンバラを辞めるように進言してくれた！

そうそう。
これよこれ！
普段は無気力すぎて女の子扱いなんて中々されないけど
こう言う時のこう言う扱いは大歓迎！

「村長の言う通り！チャンバラなんてやめよ。私も本読みたいし」

「本〜〜？！ゲッ俺、やだ。えー！A〜遊ぼう！」

「見事にインドアとアウトドアじゃな。暇ならお前ら果樹園でも手伝ってやれ。今年は豊作で人手が足りないと言ってたからの」

村長はふむ。と顎に手を当て２人に提案する。
普段から無気力といえど頼まれた事はきちんとこなすAがいての提案だ。ルフィもAと一緒なら手伝いもできるだろう。

「うわぁ……収穫って大変じゃん。その手伝い？えー」

「なんじゃ、チャンバラの方が良かったか？」

「っ！喜んで手伝いに行くよ！！ほら！ルフィ行くよ！」

「あ！おい、待てよ！A！！」

ルフィがチャンバラにくいつく前にAは走って果樹園の方に向かっていく。そんなAを追いかけるようにルフィも追いかけていく。

「たくっ…世話の焼けるガキどもじゃな」

「ふふふ、村長さんったら相変わらずAちゃんに甘いのね」

酒場から見ていたのかマキノが村長に話しかける。
それを尻目にフンっと知らないと言うように目を逸らせた。

「A、あの子は甘えを知らん。何も言わんのは環境からか…」

「そうねぇ。でもルフィが一緒ならAちゃんも素直になれるわ」

２人が走っていった方向に目をやるともう２人の影は小さくなっていた。

このまま、２人が成長していくのを見守るのが楽しみだ

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主人公とルフィは同い年です。
年齢の割に落ち着いているのは
周りの環境の影響です
そこら辺は追々…