【うた☆プリ】溺愛テンプテーション

episode10 ページ11

机の下で指を絡めてくる嶺二くん。


バレたら大変だよ！！


嶺二くんの方を向くと何食わぬ顔で携帯を触っていた。(なので楽屋はとても静か！)


絡めてくる指がくすぐったくて体が震えてしまう。


私は、携帯を開き嶺二くんにメッセージを送った


Aどうしたの?

嶺二Aに触れたくなったから

Aカミュさんに怒られるよ?

嶺二大丈夫☆バレないから!




私はトークを閉じた。


その自信はどこから来るのだろうか……。


でも、嫌ではない。むしろドキドキして嬉しい。


嶺二くんの方を見ると、こちらをちらっとみて大人の笑みを浮かべていた。



よく分からずきょとんとしていると、嶺二くんは手を離し、耳元で囁いてきた。


嶺｢帰る支度とかあるから残念だけど手、離すけど、家に帰って沢山イチャイチャしよーね｣



私は多分、顔が真っ赤に紅潮していたと思う。



カミュさんが私が叫びそうになる前に咳払いをしてくれたお陰で制御することが出来た。




本当に嶺二くんは心臓に悪い……。

episode11→←episode9〜美風藍〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す