政府に買われた少女

赤の爪紅 ページ18

本丸掃除も終わり、清光との約束を果たしに部屋まで来た

瑠奈「清光、入るよ？」

スゥー

襖を開けると清光は「こっちに座って！」と手招きをした

瑠奈「どれをぬればいいの？」

清「これぬって！」


清光が出してきたのは綺麗な赤色の爪紅だった

(あまりマニキュア塗ったことないけど綺麗に
塗れるかな…)

一抹の不安を抱えたまま、私は清光の爪に赤い爪紅を塗っていった



少しすると爪紅は塗り終わり、清光はありがと！と笑顔だった

(綺麗に塗れてよかった)

爪紅も塗ったため審神者部屋に戻ろうとしたところ


こ「瑠奈様！瑠奈様はどこですか？」

こんのすけの声が外から聞こえた

瑠奈「どうかしたの？」


私は外に出るとこんのすけが

こ「瑠奈様！旭様から預かりものが！」

渡されたのは一本の短刀

瑠奈「この刀は？」

こ「先日訪れたブラック本丸にありまして…
そこの審神者に聞いたところ拾ったが短刀
だったため、そのままにしてたとか…
そこで旭様が瑠奈様に渡せと」


(初めて見た短刀…顕現できるのかな？)

顕現できるのか疑問に思いながらも霊力を短刀に送る


すると周りに桜が咲き、1人の男の子が出てきた

「僕は暁！君が新しい主？よろしくね！」

男の子は暁と名乗り、私に抱きついた


(かわいい…)

瑠奈「よろしくね、暁」

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