番外編のお話・大切な夢 ページ5
Aside
僕には幼い頃から、ずっと見てる夢がある。
今日はある日の夢を見せるね。
｢ねぇ〜ひま〜｣
｢この猫可愛い…｣
｢え、A、不機嫌？？｣
｢なんかしたっけ〜？｣
この可愛い子。
天使っていうか悪魔っていうか。
くそ可愛い。
夢って忘れやすいけど。
この夢だけは覚えてるんだよね。
『ん〜』
｢お。反応した。｣
『可愛い』
｢またかよ｣
今でも時々見るけど最近は…あの夢ばっかり。
こっちの夢なら永遠に見ていたいのに。
｢え、最近どう〜？学校楽しい？別に？｣
『んー…まぁまぁ』
｢何があった。…ん〜ふわふわ｣
猫を撫でる
ゴロゴロ鳴いてる
マジ可愛い(猫ｼﾞｬﾅｲ)(猫ﾓﾀﾞｹﾄﾞ)
｢………はぁ〜最悪。
なんか外で騒音とか何か起こってる。
どーする？A、ちょっと起きて収める？
それとも僕がしようか？｣
『今日は起きたくない』
｢おっけ。んじゃ、ちょっと待って〜｣
｢えっと。【個性：チート、外の状況を一切遮断する】｣
この子の個性。
まぁ俺の夢であるから個性も同じなのは納得だよね
｢んー｣
『ありがと〜』
｢いーえ。｣
・
｢Aって誕生日いつだっけ〜｣
『5月ー。』
｢まだ先か。僕も同じなのかな〜｣
『そうかもね。でもなんで今まで誕生日聞こうとしなかったんだろ。』
｢わかんない｣
『じゃあ、今までの分。』
｢？｣
『いつもありがとう。すごく楽しい時間をくれて。
これからもよろしくね。』
｢なにそれ〜!!!でも、よーく考えたらAは毎日誕生日でしょ!!!｣
『なんで？』
｢毎日、違うから。
昨日のAが出来なかったことが
今日のAには出来る。
明日、特に今日と変わらなくても、しっかり生きてるだけで偉いんだから、毎日お祝い出来るくらいの日々を送ってるんだよ。｣
『………うん。ありがと』
｢嫌いな人を好きになった、とかはその人のいい所を見つけられて
好きだった人を嫌いになった、はその人に対して思ってたイメージと違うところを発見できた。
別に何も悪くないんだから、ね？｣
『……そうだね。また来るよ。』
｢え、嘘、もう時間｣
『うん。ずっとここにいたいけどね』
｢そっか〜!!!またね!!!待ってる!!!
いつもおつかれさま〜がんばれ〜あ、無理すんな!!!｣
ポンポンと頭を撫でられる
そこで、夢は消える。
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天草 礼(プロフ) - 面白い作品をありがとうございます。一気読みしてしまいました。 (2023年1月6日 17時) (
レス) @page41 id: 79a8983217 (このIDを非表示/違反報告)
金木犀 - 面白くて一気に読んでしまいました。とても素敵な作品を完結させていただきありがとうございます！ (2021年12月20日 0時) (レス) @page41 id: b5d4ecbe80 (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 楽しかったです！次回作期待してます！ (2020年9月12日 13時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
魔王くん(プロフ) - 死柄木弔くん推しのゆりゅさん» ありがとうございます!!!そう言って頂けて本当に嬉しいです!!! (2019年5月10日 6時) (レス) id: ac4c72a33e (このIDを非表示/違反報告)
死柄木弔くん推しのゆりゅ(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごく面白かったです！ (2019年5月10日 4時) (レス) id: eee496b48d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魔王くん | 作成日時：2019年1月28日 7時
