第２８６話・最終戦のお話6 ページ33
Aside
少し離れた場所から廻が捕まるのを眺めてる
誰だっけ…えーと……ナイトアイだっけ。
あの人はもうダメだな。予知系の個性、だったよね。
もう少し長生きしても良かったんじゃないかな。
けど、ヒーローはヒーローだ。敵だ。
情を抱いちゃいけない。
ミリオは別かな。無個性になって…今まで積み上げて来たものが無駄になったわけじゃないし、ミリオはミリオだし。
無個性でも、ヒーローになれるよ。
将来、僕が嫌がるくらい有名になってくれよ。
・
・
『…ははっ……ヒミコちゃん…ただいま。』
トガ｢…遅いですよ!!!おかえりなさい!!!｣
ギューッと抱きつかれる
トガ｢しっかり嘘、吐いてましたか？｣
『……もちろん。約束だからね』
自信を持って答えることは出来ないんだけどね
トガ｢出久くん、ボロボロですねぇ…｣
『っていうか疲れ切ってるね。
やっぱり出久のこと好き？』
トガ｢うーん……ボロボロになってる姿は好きですけど…
Aちゃんが1番ですね!!!だいすきですよ!!!｣
『僕も好きだよ、ヒミコちゃん。』
トガ｢はい!!!｣
こんな所でやることじゃないけどね
ふと、つい先程まで戦いが起こっていた場所を見ると廻が救急車に乗せられている。
『ねぇ。廻を追いかけよ。』
トガ｢いいですよ!!!｣
『ってかトゥワイスは？』
トガ｢あれ？何処でしょう？｣
『ま、いいか。近くにいるだろうし』
厳重警備かよ。僕には関係ないけど。
『ヒミコちゃん、隼って知ってる？』
トガ｢ハヤブサ…えーと……名前は。詳しくは知りません!!!｣
『まぁ、簡単に説明するとめちゃくちゃ速い鳥。
トガ｢おお!!!楽しそうですね!!!｣
『やる？』
トガ｢もちろんです!!!｣
もうとっくに救急車は何処かへ行ったし。
厳重警備で高速道路走ってるんだろうし。
普通に追いつくの面倒だし。
ならば鳥になって追いつけばいいんだよ。
『ちょっと待ってね』
姿を変えるにはその物をしっかりとイメージしなくてはならないからね
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＿＿＿ﾊﾟｧﾝ
突如響く銃声
標的は、僕だ。
警官か。なかなか遠い位置からよく撃ち抜けたね
僕の心臓。
・
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天草 礼(プロフ) - 面白い作品をありがとうございます。一気読みしてしまいました。 (2023年1月6日 17時) (
レス) @page41 id: 79a8983217 (このIDを非表示/違反報告)
金木犀 - 面白くて一気に読んでしまいました。とても素敵な作品を完結させていただきありがとうございます！ (2021年12月20日 0時) (レス) @page41 id: b5d4ecbe80 (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 楽しかったです！次回作期待してます！ (2020年9月12日 13時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
魔王くん(プロフ) - 死柄木弔くん推しのゆりゅさん» ありがとうございます!!!そう言って頂けて本当に嬉しいです!!! (2019年5月10日 6時) (レス) id: ac4c72a33e (このIDを非表示/違反報告)
死柄木弔くん推しのゆりゅ(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごく面白かったです！ (2019年5月10日 4時) (レス) id: eee496b48d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魔王くん | 作成日時：2019年1月28日 7時
