第２８４話・最終戦のお話4 ページ31
Aside
あれ。なんでここに居るんだ。
｢あれ。なんでここにいるの？
この時間帯、久々じゃん｣
『知らない。さっきまで一応戦場にいたんだけど』
｢戦場…か。確かに〜。｣
｢ってかなんで
眠ったわけじゃないでしょ。｣
『流石にあそこでは寝れないよ』
｢いや…Aならありえる…｣
『わけないでしょ。』
｢うん｣
｢どうする？無理やり起きちゃう？｣
『周りが危険なのか教えて』
｢…おっけー。………………うん。
大丈夫。なんか不思議な場所にいるね。
よくわかんないや。｣
『なら。まだ寝てる。どうせ暇だろうし。
あ、だけど外でなんかあったか、戦いの後半になったら教えて』
｢おー。任せろ!!!多分…｣
『たぶ……。』
｢あのさー｣
『…ん？』
｢どう思う？｣
『何が……ってことは聞かない。
だってどうせアレだし。
この戦いの結末に対する感情、でしょ。』
｢うん｣
『なんでもいいかな。だって身を委ねるだけだし。
……もう結末は決まってきてるし。』
｢敵、でしょ。｣
『決まってるって言うか、帰るべき場所に帰るだけ。
それなら、抗わない方がいいでしょ。』
｢それはぜーんぶAに任せるよ。僕は何もしない。
Aに従って、支えるのが僕の
『どこにいても僕の味方は1人だけだけど。』
｢……僕、か。｣
『うん。弔とかヒミコちゃんとか黒霧とか。確かに味方だし、仲間だし、家族だよ？
けど、辛い時とかは離れていることが多いし、大変な時に結局1人って時が多いから。』
｢夢である僕なら、いつでも。ってこと？｣
『この時間はいつも落ち着くんだよね。めちゃくちゃ大好きで、信頼してる人と、邪魔されない平和な場所でのんびり過ごせるんだよ？最高じゃん』
｢……うん。僕も大好き。｣
『わー。両思いだね。』
｢そうだね〜。｣
・
・
・
｢お願いだから猫取るのやめて。それ僕が愛してる子｣
『はい…』
｢ふへへ〜。かわい……………ｯｯ｣
表情が固まり、苦い顔をする
『……そっか。わかったよ。僕を戻して』
｢ごめんね。｣
『大丈夫。元々、僕がそう言ったんだし。
また、来るね。』
｢絶対、だよ｣
『約束、する？』
『｢ゆーびきーりげーんまーん
嘘ついたら針千本のーます
ゆーび切った!!!｣』
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天草 礼(プロフ) - 面白い作品をありがとうございます。一気読みしてしまいました。 (2023年1月6日 17時) (
レス) @page41 id: 79a8983217 (このIDを非表示/違反報告)
金木犀 - 面白くて一気に読んでしまいました。とても素敵な作品を完結させていただきありがとうございます！ (2021年12月20日 0時) (レス) @page41 id: b5d4ecbe80 (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 楽しかったです！次回作期待してます！ (2020年9月12日 13時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
魔王くん(プロフ) - 死柄木弔くん推しのゆりゅさん» ありがとうございます!!!そう言って頂けて本当に嬉しいです!!! (2019年5月10日 6時) (レス) id: ac4c72a33e (このIDを非表示/違反報告)
死柄木弔くん推しのゆりゅ(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごく面白かったです！ (2019年5月10日 4時) (レス) id: eee496b48d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魔王くん | 作成日時：2019年1月28日 7時
