第２７０話・記憶のお話7 ページ14
Aside
『会ったことある気がする。けど思い出せない。人違いか記憶違いなら謝る』
オーバーホール｢…お前とは会ったことがある。
鬼灯A、お前の名前だろ。｣
『……結構幼い頃に会ってた人…？本名知ってる人って少ないから。あ、今は薊。』
オーバーホール｢俺はオーバーホール。死穢八斎會の若頭だ。お前には昔、廻と呼ばれてた｣
『ん〜。思い出せないな。しゃーなし。
ちょっと待ってね
【個性:チート、記憶を戻す】
・
・
……おっけ。思い出した。廻、久しぶり。
最後に会ったのはあの時…小２の時だね…
本当にあの時はごめん』
オーバーホール｢個性、便利だな。
いや、こうして会えたし、別にいいだろ｣
『そーだね。』
オーバーホール｢今は何してるんだ？｣
『今現在中学2年生。あの後…小３で敵連合に入った？感じで。小６の時にLifeもRealizeもWishもDreamも亡くなったけどね。』
オーバーホール｢あぁ…それは｣
『僕が殺したよ』
オーバーホール｢…は？｣
『まぁ不慮の事故っていうか。
小６の時に5人でデパートに行ったんだけど、偶然にもテロが起こってね〜。
LifeとRealizeは周りの人を助けてて、
DreamとWishはテロリストを捕まえてたんだけど…
テロリストの個性が僕にかかっちゃって。“個性強制発動”なんだけど。
まぁそれで個性暴発して、4人とも亡くなっちゃった。僕がもっと個性使いこなせていれば…。なんてね。』
オーバーホール｢そういうことだったのか。｣
『うん。まぁ過去を悔やんでも仕方ないしね。
ま、他のヒーロー共には腹が立った。
別に僕は子供なんだし、顔とか出さなければ事実伝えて良くない？なんでわざわざ“テロリストから市民を守って死んだ”なんて書かれなきゃいけないの。そんな弱くないし。
それに!!!
外にいたヒーロー達はこう言ったんだ!!!
“助けられなくてごめんね”
“有利なヒーローがいなかったんだから仕方ねぇだろ…”
ってことで中1の時はずっとそういう奴ら潰しに回ってた。あは。』
オーバーホール｢サラッと物騒なこと言うんだな。｣
『……うん。あ、でも案外未来のヒーローには期待してるかも。』
オーバーホール｢…………なぜだ｣
『知り合いに今雄英高校1年の人がいて。
そいつらならヒーローでも許せるかな〜って。』
オーバーホール｢………すまん｣
『ん？どうしたの＿＿＿＿＿＿』
＿＿＿＿＿ﾊﾞﾂﾝ
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天草 礼(プロフ) - 面白い作品をありがとうございます。一気読みしてしまいました。 (2023年1月6日 17時) (
レス) @page41 id: 79a8983217 (このIDを非表示/違反報告)
金木犀 - 面白くて一気に読んでしまいました。とても素敵な作品を完結させていただきありがとうございます！ (2021年12月20日 0時) (レス) @page41 id: b5d4ecbe80 (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 楽しかったです！次回作期待してます！ (2020年9月12日 13時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
魔王くん(プロフ) - 死柄木弔くん推しのゆりゅさん» ありがとうございます!!!そう言って頂けて本当に嬉しいです!!! (2019年5月10日 6時) (レス) id: ac4c72a33e (このIDを非表示/違反報告)
死柄木弔くん推しのゆりゅ(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごく面白かったです！ (2019年5月10日 4時) (レス) id: eee496b48d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魔王くん | 作成日時：2019年1月28日 7時
