#68 ページ19
JKside
「何ー、また携帯見てるの？」
「ふん♪あー、筋トレしなきゃ！」
「ジョングガそれ以上マッチョになってどうするんだよー」
ここ最近、体のコンディションもよく仕事に対する意識も変わってきた。
休みなしで、こなす仕事量も弱音を吐かないし。大丈夫？と皆を気にかけるほど頑張れてる。
その分俺には特別なエネルギーチャージがあるから。
(人1)のたった一言。
【お疲れ様】
これだけで何でもやれる気がしてる。
誰も知らない、俺と(人1)だけのやり取り。あまり返せないかも、と言っていたけれど、ちゃんと返してくれる優しさに溺れてしまって携帯が手放せなくなってきてるのは一つ問題だが。
「ジョングガ！、一緒に走りに行こう」
「珍しいね、ヒョン走るの嫌いじゃないの？」
「たまには走りたくなる時もあるんだよ、それに話がしたかったし」
積極的にトレーニングに取り組むヒョンはあまり見ないからこそ、笑って要望に応じた。俺の熱量に感化されてくれたのなら嬉しいけれど。俺はヒョンに合わせたりしないよ、自分のペースでやるからね、
やるからには真剣に、そう伝えたら。分かってるよと言いつつあまり乗る気じゃないように見えた。
「これぐらいのペース？」
「うん、キツい？」
「こんなもんなんだ。楽勝」
「ははっ」
ジョギング中も忘れず携帯を上着に入れて、走り始める。
時刻は夜の23時をすぎた。普段人で賑わっている街が閑静としているこの空気感がいい。暗闇の中のジョギングは、それに相まって好きになった。
唯一無になれる時間に俺は(人1)のことを思い浮かべいつもの自分のペースに拍車がかかる。いつの間にかVヒョンを華麗に追い越していた。
すると後ろから、ジョングガぁーーって。今にも倒れそうな声が聞こえる。仕方なくペースを落とすが一向に追いつく気配がなくて、
引き返して、ヒョンの様子を見てみることにした。
「…ヒョン？何してるの、？」
「あー、ここさ。思い出の場所で」
「？ここが？」
「うん」
「なんの？」
「内緒」
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ゆんぎそ(プロフ) - 更新ありがとうございますっ！ドキドキが止まりません！！ (2021年12月4日 0時) (
レス) @page49 id: 0a10b6b6c3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんぎそ(プロフ) - わー！続きが気になりますっ！ドキドキ✨✨ (2021年12月2日 1時) (レス) @page27 id: 4741346bef (このIDを非表示/違反報告)
chay(プロフ) - Runaさん» すみません抜けてました！公開します！ (2021年12月1日 15時) (レス) id: 78cfebea7b (このIDを非表示/違反報告)
Runa(プロフ) - はじめまして。楽しく読ませてもらってます！60話が抜けていませんか？ (2021年12月1日 15時) (レス) @page10 id: 1e0f8b7b7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chay | 作成日時：2021年11月29日 21時
