検索窓
今日:8 hit、昨日:9 hit、合計:187,448 hit

#65 ページ16

「…はい、終わり!ここ事務所なので好き勝手やられても困ります。そうそう(人1)別件のことで、ちょっといい?」




『…え、うん。』




「ほら、座って」




さり気なくマネージャーにテヒョンさんから離されて。目が訴えかけていた。無言の圧、【近づくな】に数回頷いてみる。






マネージャーは不思議な事にこのスキャンダルが起きる前から、テヒョンさんを良くは思っていなかった。



何故か分からないけれど、このスキャンダルを何処か「やっぱりね」と客観視していたし、また例の勘だったらいいんだけど。




ただ、テヒョンさんの縋るような視線が痛すぎて。つい、クッションで顔を隠した。







「…(人1)が今住んでる寮の契約が今月いっぱいなの。だから早く荷物まとめてね」




『そうなんだ、っ……え。今月って今日?!』



「うん、今日。更新するのも間に合わなくてね。会社契約のマンションに住むことになったから。ほらここの書類にサインして、!さっさとしないと荷物捨てられるよ」




『なんで早く言ってくれないの?!』




「今日の朝7時に連絡があって決まったことよ、ちなみに14時までに撤去しないといけないから。残り3時間、『行ってきます!』





多忙を理由にしたくなかったけど、まともに挨拶もできないままの退去となってしまうのか。始まりの場所でもあったから思い入れはある。でも新しい住居への期待も高まる。








踏んだり蹴ったりだけど心のモヤモヤが晴れて。足取り軽くスキップなんてしちゃってさ。




空にかかった虹を見つけた。____




















「あなたって本当に口が上手ね」




「はい?僕も引越し手伝いますよ」



「やめて、(人1)に火種を飛ばそうとしてるなら本当に許さないから。」




「…怖いなぁ。でも(人1)の気持ち、これで分かったでしょ?」




「……、」




「信頼ってそう簡単に無くならないんですよ。」






「……そうかしら。あー、そうそう。同じグループのジョングクさんに宜しく言っといて下さい。





__あなたこそ足元すくわれるわよ。」






「……、」

#66→←#64



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (136 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
613人がお気に入り
設定タグ:BTS , ジョングク , キムテヒョン   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆんぎそ(プロフ) - 更新ありがとうございますっ!ドキドキが止まりません!! (2021年12月4日 0時) (レス) @page49 id: 0a10b6b6c3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんぎそ(プロフ) - わー!続きが気になりますっ!ドキドキ✨✨ (2021年12月2日 1時) (レス) @page27 id: 4741346bef (このIDを非表示/違反報告)
chay(プロフ) - Runaさん» すみません抜けてました!公開します! (2021年12月1日 15時) (レス) id: 78cfebea7b (このIDを非表示/違反報告)
Runa(プロフ) - はじめまして。楽しく読ませてもらってます!60話が抜けていませんか? (2021年12月1日 15時) (レス) @page10 id: 1e0f8b7b7e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:chay | 作成日時:2021年11月29日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。