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撮影は思っているよりもハードで







台本を覚えるので精一杯。









佐藤マネージャーに手伝ってもらいながら過ごしている。









家には2週間も帰れてない。









『じゃあ、休憩でーーす。』









カットが入り、休憩に。









今日は外で撮影だったから暑い






自動販売機を探そっと









肩をトントンと叩かれた









「は、い?」









玉「暑いからどーぞ。」









「ありがとう、ございます」









貴方がくれたのはやっぱりレモンジュース









開けて飲むと、やっぱり









「酸っぱい」









玉「みんなそう言うんだよね。でも俺は甘酸っぱいの感覚に近くてさ」









「わたし、でも嫌いじゃないです、レモン。」









玉「でも、レモンの次はオレンジジュースが好き何だよね」









「美味しいですよね」









玉「山本さんに悪いかもしれないけど、俺の好きな人に似てるんだよね」



















「えっ、」









玉「ごめん、ごめん。似てたから。」









「いや、別に...」



















貴方はいきなり私に心を開いたかのように、恋を話したね









玉「俺さグループでデビューした時この前の雑居ビルの屋上によく行ってたの。そこで出会った女の子に恋をしてたんだよね。放っておけなくて、何か親近感もあって。でも知らない間に約束までしたのに会えなくなっちゃって。また弱くなってこの世界からまた居なくなろうとしてないかなとか...」









「彼女はそんな、玉森さんのこと好きだったと思いますよ。」









その時の貴方は弱く見えた。









ごめんね、私があの頃ちゃんと恋心に気づいていたら、
約束を守っていたら...









貴方よりも私の方が傷ついてる...

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作者名:愛美 | 作成日時:2018年7月27日 11時

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