丁々発止！電脳空間の人狼ゲーム

四葉のクローバーほどのラッキー　4 ページ36

軽く身支度をして、扉を開けて外に出る。

エレベーターに乗り込むと、ウサギとタイマイがいた。
ウ「おはよ。今日退場しなかったのラッキーだね。罠師にブロックかかったのに…。」
ウサギの言い方に少し引っかかる。
エ「おはようウサギ。昨日は随分大胆な動きだったね。じゃあウサギはハヤトかコウモリちゃん、どっちかが狼陣営って思ってるんだ？」
エ「まあ、そう言うことになるよ。」
エ「どっちを？」
シ「エナに村目はまだ見てないよ。」
(…へぇ、そうなんだ…)
エナはウサギが村なことを知ってるんだけど…。
エナが村だということを知らずにあの動きをしているとしたら…ウサギの印象を覆さなきゃいけなくなるな。
この言い方だと、完全にエナを疑ってるみたい。
タイマイくんがいるからってことならそれは上手いなってことになるんだけど。
タ「おれは御影が狼だと思っているが？」
ウ「ちょっと、渋柿くん！急に入ってこないでよ。」
タ「おれは針夜も黒宮もシロだと思っているからな。」
そんなそぶり、全くタイマイくんにはなかったよね。
すっごく微妙。
昨日かなりクロかった2人なのにね。
エ「なんでコウモリちゃん？」
タ「昨日便乗が多かったし、銀条へのヘイトに不自然さを感じた。」
昨日のコウモリちゃんの2票はタイマイくんか。
そこでレストランの階である2階についた。
ウ「エナ？レストランここだよ？」
エ「朝食は食べないの。」
ウ「じゃあなんで降りてきたの？」
…どうでもいいところでしつこいな。
すぐ６階のボタンを押してドアを閉めた。

…エナは、本当は朝食食べる予定だったんだけどね。
2人と食べるのは無理かな。

だって、あらかじめ予定していた台本を通るような話し合いだったもん。

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