丁々発止！電脳空間の人狼ゲーム

チェンジングジョブ　4 ページ31

シ「ちょっと待ってください。私はやり方がわからなかったので皆さんのを見ただけであって、偵察とかじゃありません。そんな疑われるようなこと、狼がするわけないです。」
それはそれで一理あるんだけどね。
今回はその弁論じゃ無理かな。
ハ「いや、シャチ。今回は狼の子がいる。初日につられるのはおれだったらやらないけど、疑われるような言動は残すだろ。」
シ「このゲームは別に発言石がたくさんあるのが絶対というわけではないでしょう！」
エ「初日は普通たくさん集めるよね。まあ偶数日の方が集めやすいかな。エナはみんな集めすぎじゃないって印象だったけど。」
エナはシャチちゃん白っぽいと思ったけどね。
このままじゃつられちゃうかな。
まあ別に弁護はしない。
クジ「てか、エナちゃん？特典選んだあと、全体チャット来なかったのなんで？」
エ「ギリギリまで迷ってたから。」
かなり説得力のない弁論だけど、シャチちゃんにヘイトが流れすぎた。
エナはクジャクのこの一言以外気に掛けられずに議論は終わった。
他の人にヘイトは集まることはこのあとほとんどなかった。
しかも、議論の中心となったせいで、シャチちゃんは発言石を使い果たして、沈黙になっちゃったから。
まあ、エナはシャチちゃんには投票しないけど。
伯「投票の時間だよ。手元のボタンから投票してくれたまえ。」
今回は久しぶりにアナログのボタン式だから、押したボタンがわからないように、覆い被さって投票した。
エナの投票先は…コウモリちゃん。
伯「結果を発表するよ。銀条シャチくん、6票。御影コウモリくん、2票。渋柿タイマイくん1票。今日の退場者は銀条シャチくんだ。」
予想していた通りの結果。
今回のゲームは安定したゲームになりそう。
シ「怪しい動きをしてしまったことはすみませんでした。必ず勝ってください。」
とても村人らしい遺言を残して、被害が及ばないように席を立ってみんなから遠のく。
その時、シャチちゃんの体に雷が走り、体がどんどん小さくなっていく
そして、最後にはいつの間にかあったタブレットの中にシャチちゃんが入った。
タブレットは電源が切れて、画面が真っ暗になった。
音もなく退場していったシャチちゃんに相反するように、うるさいBGMはまだ鳴り続けていた。
伯「これで投票の時間は終了とするよ。」

作者から
1日目の話し合いが終わりました！
誰が狼だと思いますか？
予想してコメント欄にどうぞ！
あとクリオネ視点は勝手ながら消します。ごめんなさい。

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