丁々発止！電脳空間の人狼ゲーム

ホワイトフォグの騙し合い　3 ページ19

周りには、コウモリちゃんはもちろんタイマイくん、クジャク、ヒョウがいた。
クジャクとヒョウは話しているみたいだけど、何を話してるのかはわからなみたいだ。
シーラとの疑問、解決だね。
どこが出口なんだろう？そろそろ発言石も迷路で溜まってるから、終わりにしてもいいんだけどね。
そう思った時、ゲーム画面が真っ白になった。
(え？)
これが霧か…
ずいぶん濃いきりで、ほとんど何も見えない。
何か壁に当たりとダメージを受けるみたいだから、不用意に動かないことにする。
あまり障害物がないけど、危ないものは危ない。
霧がうごめいていて、独特な気持ち悪さを感じる。
そんなことを思っていると、急に戦闘ログになった。
オオカミが襲いかかってきた！
オオカミの先攻！
エナは、5000ダメージを受け、倒れた！
ゲームオーバーになったようで、入り口に強制的に戻された。
(あんまり人数が多くないのに…随分と攻撃的だな)
隣には、コウモリちゃんもいる。
エ『コウモリちゃん、さっきぶり。すごい霧だったね。オオカミにやられたの？』
コ『ああ…。』
コウモリちゃんはちょっと沈んでいるみたいだった。
コウモリちゃんがここにいるってことは、狼候補から除外でいいのかな？
入り口から結構離れたところにいたから、かなり早くやられたエナより早く入り口に走って着くとは思えない。
オオカミが狼を襲えるなら別だけどね。
コ『これって、オオカミは狼を襲えるのか？』
コウモリちゃんが、エナがいま考えてたことを言った。
エ『うーんどうだろうね。エナも今考えてたんだ。とりあえず、リセットされちゃったし、やろうか。考えるのは後でいいよ。』
コ『そうだな。』
次の階には進まず、ぐるぐると回って発言石を獲得する。
この回はボスがいるみたいだから、ボスを倒すと大きく役職のレベルが上がってしまうのではないかと考えたからだ。
でも、エナの目標には達さない。
そろそろお昼ご飯の時間だろうから、午後でいいけどね。
その最中にタイマイくん、シャチちゃんと少し近況報告をした。
ゲームを切り、お昼ご飯の前に、みんなのゲームの見学をする。
1番進んでいたのは流石のシーラでその次はまたまた流石のクジャクだった。
その次はヒョウで、ゲームしてそうだしななんて思った。

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