丁々発止！電脳空間の人狼ゲーム

法螺貝の音　5 ページ13

なるほど。
ランダムで指定され、それがわかる、というのがいやらしいルールだ。
まあ、あまり役職騙りが意味ないみたい。その分だけまあいいかな。
…いや、そんなこともないか。
結構レアケースだけど。
伯「では、10時からRPGを行うことができるよ。10時までパソコンは使えるので使ってみるといいだろう。」
その言葉とともに、パソコンが起動した。
起動が早くて、欲しいななんて思った。
伯「全体チャット、というアプリがあるだろう？それを開いてみてくれ。」
言われた通りに開く。
普通のLINEみたいなチャット画面だ。
伯「何かコメントしてみるといいよ。」
じゃあ…
エ『エナだよ。今回のルールどう思う？』
と発言してみた。
エナが一番乗りだ。
シ『今回のルールは、次の日に同じ役職が取れないから、取った役職がわかるよね。だから役職騙りがほとんどないルールでわかりやすいって印象かな〜』
シーラが反応してくれた。
エ『エナも同じふうに思ったかな。結構レアケースだよね。狼がやればできなくは無いけど、狼がする意味がないもんね。』
ウ『自分の発言をたくさんするか、違う参加者に強力な特典を与えるか、ってことだよね。あらかじめ誰に特典のポイントを与えるのかわかるのがいやらしいなと思ったかな。』
ヒ『みんな同じこと思ってるんだな〜。さっすが経験者たち。』
クジ『うん。そうだね〜。じゃあ、次はRPGの仕様について確認しよっか。』
どうやらクジャクが進行っぽいことをやってくれるみたい。
進行が白とは限らないけど、話をまとめてくれる人がいるのはありがたいかな。
ク『ダンジョンをクリアする…というのは、塔のような場所を階ごとに攻略して行くということでよろしいですか？』
シャ『ええ、多分あってると思います。』
RPGとか、クリオネとかシャチちゃんとかやらなさそうなイメージだ。
ちなみにエナは、世間一般的に見てやる方だと思う。
タ『RPGだったら、役職とかがあるのか？』
ハ『多分そうだと思う。ランダムで割り振られるのか？それとも装備的なのを手に入れるのか？』
エナも疑問に思い、パソコンの中のアプリにあった、伯爵への質問、というアプリを開き、質問してみる。
エ『RPGって事は、役職みたいなのがあるんでしょ？振り分けられるの？それとも装備を手に入れる系？』
伯『装備をRPGの中で手に入れる仕様となっているよ。質問は以上かな？』
エ『うん。』

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