Your Heart is Child

Child 7 ページ8

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ニノが俺の名をよんで、それから松潤を見た。




話しかけるのを戸惑っているようだ。




それもそうか・・・。




もしかしたら話しかけたことで、松潤を死なせてしまうかもしれないのだから。




それに、ニノとはあの日、約束したから。




ニノを信じてるから。




俺は『わかった』と口を動かし、松潤に近づいた。




潤「あっ、翔くーん！今ねすごく楽しいの！」




翔「・・・潤くん」




なんだか悲しくなった。




さっきまで、普通に話したり笑ったりしてたのに。




なんで松潤がこんな目に。




潤「翔くん？どしたの？」




翔「ううん、何でもないよ。ホラ、ちょっと寒くなってきたからおうち帰ろっか」




どうして同じような年齢の男にこんなしゃべり方・・・。




嫌になる。




松潤・・・どうして病気なんかになっちゃったの？




するとニノが突然、俺の耳元でささやいた。




和「翔さん、俺たち先帰ってますから」




翔「・・・えっ？」




逃げた？もしかして・・・俺に押し付けた？




雅「・・・ちょっと」




和「相葉さん」




智「・・・ニノ」




和「ほらさっさと帰りますよ大野さん」




なんだよ・・・。結局面倒なことは全部俺なんじゃん。




前もそうだった。前も、ニノは潤くんから逃げた。




松潤・・・本当にかわいそうだった。




だから約束したのに。




もう誰かに押し付けるのはよそうって。




５人で、みんなで助け合おうって、そう約束したのに。




松潤は泣きそうになっている俺を覗き込み言った。




潤「翔くん大丈・・・」




翔「うるさいな！お前のせいなんだぞ！」




ハッ・・・。




やってしまった。松潤を・・・傷つけるようなこと。




松潤はうつむいた。




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Child 8→←作者 natchanより

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