Your Heart is Child

Child 5 ページ5

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しばらくして、相葉くんが言った。




雅「ねぇやっぱりちょっと遅すぎるよ松潤」




時計を見上げてニノも智くんもうーんと唸る。




智「俺ちょっと様子見に行ってくる！」




もう我慢ならなかったのか智くんは外に飛び出した。




ニノも続いて




和「俺たちも行こう！」




と外に飛び出し、俺と相葉くんも、走ってニノのあとについていった。




ザクザクと音をたてて雪に足跡が残る。




寒い中全速力で走るともっと寒い。




顔がすごく痛かった。




走っていると、ニノがいきなり立ち止まりぶつかりそうになってしまった。




智くんもいる。




翔「ど、どうした？」




和･智「…」




ニノと智くんは、黙って何かを見ていた。




その視線をたどると、




翔･雅「あっ」




松潤がいた。




でも、安心することはできなかった。




何か様子がおかしい…。




智「なんかやってる」




智くんの言う通り、何かをやってる松潤。




何をやってるかは見てすぐにわかったのだけれど。




怖くて誰も声に出すことはできなかった。




雅「遊んでるだけだよね？」




智「きっとそうだ…」




みんなで恐る恐る近づき、松潤の名を叫ぼうとしたそのとき、変な声が耳に入った。




『できたーっ』




俺たち以外に住人がいたかどうかも怪しいのに、子供の声だなんて…。




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