Child 14 ページ17
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和「お願いだからもう止めないでよっ…」
やっと固まった気持ちにヒビが入った。
潤くんは泣きそうな顔で僕をジッと見つめながら
潤「や、行っちゃ、やだ。ずっと一緒にいるっ…」
ダダをこねていた。
余計に気持ちが揺らいでしまった。
大野くんは気分が悪そうに僕を見ている。
和「離せバカっ」
ついに嫌気がさして、病気の潤くんに暴言…。
すると案の定潤くんの泣きそうな顔はやがて泣き顔に変わり、大声で泣き始めた。
潤「うわぁぁぁんっ」
翔「あ、潤くんっ…」
雅「大変だ、リーダーオルゴール持ってきて!」
智「おう」
最低だ俺。何みんなに迷惑かけてんだよ。
──バカなのは誰だよ。
智「ほらほら潤くん。オルゴールだよぉ」
綺麗なオルゴールの音色が家の中に響き渡る。
潤くんはしばらくその音色に聞き入って、そのまま大野くんの腕の中で眠った。
智「ふぅ…良かったぁ。…おい何やってんだよ!」
翔「智くんっ!」
予想はしていたが、やはり大野くんの鋭い視線は僕に向けられた。
和「ごめんなさいっ…」
大野くんの顔は怖くて見れなくて、僕は下を向いたまま震え声で謝った。
絶対殴られると思ったのに、大野くんは優しい声で
智「…こんなにたくさん迷惑かけといて、勝手に出ていくなんてズルいよ」
そう言った。
雅「リーダー…」
智「ごめんって思ってるならちゃんと責任とってくれないと困るよ?ニノ」
和「…」
智「潤くんだって言ってる。ここにはニノが必要だよ。いてくれないと困る」
和「大野くんっ…」
僕は眠った潤くんを見て、決心した。
絶対に、絶対に、潤くんを幸せにする。
潤くんだけじゃない。
相葉ちゃんのことも翔ちゃんのことも大野くんのことも幸せにしたい。
ここに、僕のいる場所があると証明するために。
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咲潤**゚ - 更新まだー(´∧`)、゚ (2013年5月20日 3時) (携帯から) (レス) id: a0c618fd1d (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - あー、早く続きが気になります。 (2013年4月27日 1時) (レス) id: 872896530f (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきぃ(プロフ) - 更新頑張って下さい、 (2013年4月21日 19時) (レス) id: c388064259 (このIDを非表示/違反報告)
村山季衣(プロフ) - ビビりました。ホントになるのかと・・・・・・っほ (2013年4月18日 19時) (レス) id: bf33a842c5 (このIDを非表示/違反報告)
まちゅじゅん(プロフ) - 無理は言いませんが・・・はやく続き読みたいな~・・・って・・・。 (2013年4月5日 15時) (レス) id: bfdd9aba12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:natchan | 作成日時:2013年1月28日 9時