Your Heart is Child

Child 11 ページ12

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雅「ねぇニノ？泣いてないで早く誤解解いてきなよ」




和「いいよ別に・・どうせ信じてもらえないし」




雅「ニノのそうゆうとこ、俺嫌いだよ。変に自分を責めるようなの。やめない？」




ニノは何も言わず、ただ静かに涙を流しながら荷物を入れたカバンを肩にかけた。




雅「・・・そうやって、また逃げるんだ？」




言い放つと、一瞬ニノの体がビクってなって、




和「あなたには──関係ないでしょ。ほっといてよ」




なんて、言われちゃった。




その性格、どうにかならないのかなぁもう。




雅「関係なくないよ。むしろ大有りです！」




俺は家から出ていこうとするニノの腕をグイッて引っ張ってソファに座らせた。




和「・・・もう、やめてくださいよこういうの」




顔を両手で覆って、いきなり堂々と泣き始めたニノ。




和「弱虫なんだよ俺は！よくわかんねぇけど・・勝手に涙が出てくるんだよ！」




こんな小さい家の中だと、反響した声が耳に障った。




和「俺は、俺は・・みんなが好きなんです！相葉くんも翔ちゃんも大野さんも。・・もちろん・・・潤くんも」




言わせてあげよう。吐き出して、楽になりな？




和「なのに、ちゃんと言葉で言えないんです。潤くんのことだって、不安でたまらないのにそれを伝えられないんです。口下手だから」




一呼吸おいて、こう言った。




和「そんな自分が大っ嫌いなんだよ！俺なんかいないほうが潤くんだって喜ぶよね」




言い終えると、ニノは深いため息をついた。




雅「もう終わったの？スッキリした？」




俺がニノの隣に腰かけると、こちらを見た。




和「・・・え？」




雅「もう、言いたいことはないの？大丈夫なの？」




和「相葉さん？」




雅「５人でした約束。覚えてる？」




少し話題をずらしてみたり。




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