11 出発 ページ11
シ「それじゃあ、行きましょうか！」
ユリ「よし！出発！」
サ「えっ？」
ここで別れる筈だったシトロンとユリーカの思わぬ行動に俺は動揺した。
シ「何してるんですか？行きますよ！」
サ「ぇ…でも、道案内はもう…。」
ユ「やだなー。サトシと私達は"仲間"でしょ！一緒は当たり前。」
サ「本当に？」
シ「言ったでしょう。サトシから勇気を貰ったって！貴方達と一緒にいたいと思ったんです！一緒に旅をすると、僕も強くなれるような気がするんです。」
ユ「だよね。お兄ちゃん！」
シ「…って、駄目ですか？」
サ「そんな事ないって！皆で旅する方が絶対楽しいよ！」
勿論、ピカチュウとケロマツも同意見だった。
シ/ユ「っ！」
よっぽど嬉しかったのだろう。シトロンとユリーカから笑みがこぼれる。
サ「シトロン、ユリーカ、宜しく頼むぜ！」
シ「はい。こちらこそ！」
ギュッ
ユ「ああ！狡い、ユリーカもユリーカも！」
ユリーカの身長に合わせる為、手を握ったまましゃがみ、ピカチュウとケロマツが地面に降りた。
ユ「いろんなポケモンに会いに行こう！」
今度は皆の手が重なる。
サ「よぉーし！皆、冒険に出発だー！」
重なっていた手が高々と挙げられた。
「「おおー！！」」
…
ガチャッ
フワッ
A「行ってくるね、トリミアン！」
今日からトリミアンと触れ合う事が出来なくなるので、気の向くまま頭を撫でたり顔をすりすりした。
ト「ワンッ♪(うん♪)」
母「どのポケモンを貰うのか決めてるの？」
A「ううん。研究所に着いてからじっくり決めるつもり。」
母「そっか。」
アサメタウンに吹く風を思う存分浴び、覚悟を決めた私は、最後の最後にお母さんの顔を見た。
A「…じゃあ、行って来るねー！」
タッタッタッ…
母「行ってらっしゃーい！…自分の夢ちゃんと見付けるのよー！」
A「分かってまーす！」
タッタッタッ…
ト「ワォーン！(頑張ってね！)」
母「…気を付けて。」
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遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2019年12月3日 23時) (
レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
雪桜姫 - ガブリアスだと思うのですが (2019年1月26日 1時) (レス) id: 881efcf07c (このIDを非表示/違反報告)
桜光 - 私だけかもですけど､絵 が見れない(;・д・) (2018年12月22日 10時) (レス) id: c1c7fb77d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおり | 作成日時：2018年11月3日 7時
