37 浴衣選び ページ37
ア(イ)「っ…。」
ゴロッ
A/ア(イ)「っ！？」
嫌な予感がし真っ暗な空を見上げるとピカッと光った。
A「あっ、雷！急ごう！」汗
ア(イ)「はい！」汗
ザァァア…
走り出した直後、大粒の雨が降りだす。傘を持って来なかったので最悪の状況だった。
A「キャッ！」
道が雨で濡れていたので滑り危うく転びそうになった。
ア(イ)「A、大丈夫ですか！？」
…
A「ハアハア…。」汗
息を切らしながら走っていると目の前に建物があったので逃げ込むように避難した。
A「はあ…。夕立だからすぐやむよ。少し"雨宿り"しよう。」
ア(イ)「雨宿りって…何ですか？」
A「雨がやむまでこうして濡れない所で待つ事だよ。」
ア(イ)「それが雨宿りと言うのですね！」
A「うん！」
ガラガラ…
佐「おや、Aちゃん！」
聞き覚えのある声に振り返ると…
A「あっ、佐々木の爺さん！」
佐「雨宿りかい？今丁度、Aちゃんのお兄さんが来ているよ。」
A「えっ！お兄ちゃんが！？」
店の中に入るとお兄ちゃんが様々な柄の布を見比べていた。
兄「おっ！Aとアンドレア！」
A「お兄ちゃん、どうしたの？」
兄「アンドレアの浴衣を買いに来たんだ！」
A「アンドレア君の浴衣を！…でも、お金は大丈夫なの？」
ア(イ)「浴衣…？」
不思議そうな顔をしていた。
兄「巴川の灯籠流しを見に行くんだろ？アンドレアも浴衣を着たら思い出になると思ってな！お金なら父さん達と話し合って半分ずつ出す事にしたから。」
ア(イ)「っ…わぁ///」
日本でしか浴衣を着る機会が無いのでよほど嬉しかったのだろう。今まで以上に最高の顔をしていた。
A「良かったね♪」ニコッ
ア(イ)「はい！とても嬉しいです！」
佐々木の爺さんの店を出た頃には雨はすっかりやんでいた。
A「アンドレア君に似合いそうな浴衣だね！」
ア(イ)「お兄さん、ありがとうございます！」
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しおり(プロフ) - A☆Kさん» はい！ありがとうございます！ (2018年10月21日 19時) (
レス) id: 3504932f00 (このIDを非表示/違反報告)
A☆K(プロフ) - しおりさん» はい！これからもずっと見守らせて頂きます！どうか､頑張って下さいね！ (2018年10月21日 19時) (レス) id: b41320905d (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - A☆Kさん» ここまで頑張れたのも読者様のおかげです！クライマックスまでどうか暖かい目で見守り下さいませ！ (2018年10月21日 19時) (レス) id: 3504932f00 (このIDを非表示/違反報告)
A☆K(プロフ) - しおりさん» もうすぐラストスパートですね！更新される度楽しく読んでいます！最後の方も頑張って下さい！楽しみにしています！ (2018年10月21日 19時) (レス) id: b41320905d (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - こころさん» こんにちは！はい！クライマックスをお楽しみに☆ (2018年10月21日 17時) (レス) id: 3504932f00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおり | 作成日時：2018年9月27日 6時
