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彼の車内は、落ち着く甘い香り。
バレないようにチラッと
ハンドルを握り前を向く彼を見る
家に着くまでの時間
緊張で上手く話せない上に
彼があまりにも綺麗な横顔をしてるもんだから
心臓が何個有っても足りそうにない...
それと同時に、
このまま家に着かなければ良いのにとも思う
紫耀「ライン、ごめんね？」
「えっ！！」
突然発せられた声に身体がビクッと反応する
紫耀「大丈夫？ごめん笑 驚かしちゃった笑」
「いや全然...ボーッとしちゃってた..」
むしろその逆なクセに強がっちゃって。
紫耀「もし嫌だったらブロックしちゃってね」
「嫌なんて、そんな！！大丈夫です！」
紫耀「ほんと？良かった。笑」
彼は真面目に言ってるのだろうか。。
この世に自分を嫌がる女性が居るなんて
とんだ大誤解を本気でしているのか....？
それとも
やっぱり私は手のひらで転がされてる？
紫耀「廉には言わないでね」
「言わないよ」
紫耀「怒られちゃいそうだから。笑」
「きっと怒られるのは私だけどね笑」
紫耀「なんで？」
「俺を利用したんかー！！って笑」
紫耀「笑 俺が利用したけどね！笑」
緊張するのに落ち着くのは何でだろう
不思議な感覚。
紫耀「家、ここ？」
景色なんか全く目に入ってなくて
その一言で窓の外を見ると家に着いていた。
「あ、ここです。ありがとうございました」
紫耀「ここかー、違ったら良かったのに！笑」
「え？」
紫耀「ありがとね、Aちゃん」
やっぱり転がされてる。。。
「こちらこそ、、」
紫耀「いつでも連絡してね！」
そう言って手を振ると
彼の車はすぐに見えなくなった
「...はぁ〜〜」
芸能人なんて
興味なかったはずなのにな...
いや
芸能人 、、？
違う、
多分私は"彼"に惹かれてるだけなんだ。
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にま - 面白いです。続きが気になります。更新楽しみにしています。 (2021年5月13日 22時) (
レス) id: 8877b21485 (このIDを非表示/違反報告)
an(プロフ) - ぽんさん» 教えて頂き有難うございます！外せましたかね、、あまりよく分かっていなく申し訳ないです、、 (2021年5月12日 8時) (レス) id: 61ac350b62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：an | 作成日時：2021年5月11日 13時
