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玄関には彼の靴が綺麗に並べられていた
「...あ、紫耀。帰ってたんや」
平野「おかえり、早かったね？」
「あぁ、、廉君が送ってくれたの」
ソファの上で横になっていた彼が
慌ててドカッと起き上がる
「もう帰ったよ。笑」
平野「...な〜んだ」
「笑 会いたかったの？」
平野「別にそう言うわけじゃ、、」
廉君と同様、
強がるところが可愛いらしいなぁ
なんて思って笑ってたら
平野「で、どうだった？」
忘れていた事を思い出してしまった
「まぁなんとか出来たよ、、」
平野「寸止めだって？」
「いやぁ、、それが....」
平野「違った？！」
コクンと小さく頷く私を見て
平野「は？！え！？嘘？！なんで！」
慌てる彼。
「監督さんからの指示で...」
平野「うわぁ〜...まじかぁ、、、」
私が逆の立場でもきっとそうなる
平野「...廉に、惚れないでよ」
「ほ、惚れないよ！！」
読み合わせの時に
私の目を真っ直ぐ見つめていた
廉君の顔を思い出してしまう
平野「本当、、？」
「本当だよ。。」
もちろん紫耀以外を好きになる訳ないし
廉君に対してそんな気持ちは無いのに
何故か少しだけ罪悪感が芽生えてしまう
平野「はぁ〜、、仕方ないけど嫌だ...」
「ごめんね、、」
いつか紫耀が言っていた
『キスシーンとか耐えられないから女優は嫌だ』
まさか自分がその状況になるとは
その頃、微塵も思っていなかった。
平野「こっち来て」
大きく腕を広げる彼に
ゆっくり近づき
ギュッと抱き寄せられ
そのまま彼の胸におさまる。
平野「すき...」
「私も好き。」
紫耀の匂いにつつまれ
優しい声に心が安らぐ。
平野「落ち着く。。」
「..同じ事思ってた」
私の髪を優しく撫で、
いつもの様にキスをしてくれる
平野「...天使」
毎日一緒に居るのに
こうして見つめられると
未だ恥ずかしくて
耳まで赤くなってしまう
「んん、、」
そんな自分を見られないように
また彼の腕に顔を埋める
平野「可愛いすぎ...」
「...すき」
このまま眠ってしまいたいくらい
紫耀の腕の中は心地よかった。
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an(プロフ) - こころさん» コメント有難うございます♪そう言って頂けてとても嬉しいです！ストーリーの内容がここ最近少し彷徨いつつ有りますが、頑張りますので引き続き楽しんで頂けると嬉しいです♪ (2020年7月28日 15時) (
レス) id: 61ac350b62 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - すごく面白いので一気に読んでしまいました！続きも楽しみにしてます！！紫耀くんが綺麗な彼女に翻弄されてて、嫉妬したり心配してしたりとドキドキします。ハッピーエンドだといいなぁ。 (2020年7月28日 14時) (レス) id: f2c5e943bf (このIDを非表示/違反報告)
an(プロフ) - カイリさん» ありがとうございます！頑張りますね♪ (2020年7月28日 12時) (レス) id: 61ac350b62 (このIDを非表示/違反報告)
カイリ(プロフ) - 一気に読ませてもらいました。これからも、応援しています。 (2020年7月28日 1時) (レス) id: 5bf019c52e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：an | 作成日時：2020年7月22日 20時
