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台本の読み合わせ当日
「ユズナ役を演じさせて頂きます
永野Aです。宜しくお願いします」
1人ずつ自己紹介を終え、読み合わせが始まった。
ラストスパートに入った所で
肝心なシーンになり
『もう、会いに来ないで..』
永瀬『待てよ』
ただセリフを読み合っているだけでも
だんだんと皆が役に入り込んで行くのが分かる
廉君の目は
私を真っ直ぐ捉え
永瀬『...何もかも失ってもいいから』
不覚にもドキッとしてしまう。
そして
ここで例のキスシーンが入る
スタッフ『はい、一旦ストップです。
監督からの指示で、実際にして下さいとの事です』
「えっ...」
永瀬「分かりました」
まさかの言葉に動揺してしまう私を横に
冷静なまま台詞を読み始める廉君。
スタッフさんの言葉が頭の中で繰り返され
全然集中できないまま読み合わせが終了した。
『お疲れ様でしたー』
永瀬「Aちゃん、お疲れさん」
「お、おつかれさま、、」
永瀬「大丈夫？疲れたよな」
「大丈夫！ありがとう..」
永瀬「全然初めてとは思われへんかったわ〜」
「そんな、、ありがとう」
永瀬「今日何できたん？送ろか？」
「大丈夫だよ。タクシーで帰るし」
永瀬「タクシーやったらええやん、送るで」
「...ありがと」
紫耀以外の人と2人になるのが気まずくて
増してや読み合わせ中に
不覚にも意識してしまった自分が居て
余計に気まずかったのに
断り切れず送って貰う事になってしまった
「お..お邪魔します...」
永瀬「(笑)はーい、いらっしゃい笑」
廉君が開けてくれた助手席に乗り込む
永瀬「家まで直行でええの？」
「うん、ありがとう」
永瀬「今日紫耀は？」
「撮影、、かな？」
永瀬「ふーん。ほなまだ帰ってないんかな」
「連絡してみようか？」
永瀬「ええよええよ。いつでも会えるし笑」
と言いつつも会いたそうに見える横顔に
本当仲が良いんだなと微笑ましくなり
さっきまでの気まずさも徐々に薄れていった。
「ありがとう！」
永瀬「ほいほい、またね」
「気をつけてね」
永瀬「ありがとう！」
家の下まで乗せてもらい
紫耀が居るか確認しようか尋ねても
強がって断る蓮君は
爽やかに手を振り帰ってった。
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an(プロフ) - こころさん» コメント有難うございます♪そう言って頂けてとても嬉しいです！ストーリーの内容がここ最近少し彷徨いつつ有りますが、頑張りますので引き続き楽しんで頂けると嬉しいです♪ (2020年7月28日 15時) (
レス) id: 61ac350b62 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - すごく面白いので一気に読んでしまいました！続きも楽しみにしてます！！紫耀くんが綺麗な彼女に翻弄されてて、嫉妬したり心配してしたりとドキドキします。ハッピーエンドだといいなぁ。 (2020年7月28日 14時) (レス) id: f2c5e943bf (このIDを非表示/違反報告)
an(プロフ) - カイリさん» ありがとうございます！頑張りますね♪ (2020年7月28日 12時) (レス) id: 61ac350b62 (このIDを非表示/違反報告)
カイリ(プロフ) - 一気に読ませてもらいました。これからも、応援しています。 (2020年7月28日 1時) (レス) id: 5bf019c52e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：an | 作成日時：2020年7月22日 20時
