I am Naughty girl. (ページ6)

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5月になり、少しずつ日も長く
あたたかい空気が流れ込み始めている

今日も今日とて、店に立つ。

梨奈「店長！これ見てくださいよ～」

そう言いながら梨奈ちゃんのiPhoneが
わたしの目の前に向けられる

梨奈「もお～めちゃくちゃかっこいいです！」

興奮気味の梨奈ちゃんが見せるのは

ん、

んん？！

「あ、」

どこが見覚えの有る

土木作業員の男性

では無かったようです。

梨奈「平野紫耀！やばくないですか？！」

「へ、へぇ～そうだね、かっこいいねえ」

ジャニーズ、、

現場って撮影現場か収録現場の事？！

「やば、」

梨奈「え？！遂にハマりました！？」

やばいやん...

なんか、申し訳なさが込み上げてきた。

気づいてないのって失礼でも有るよね

梨奈「なんかこの数珠似てますね！」

ヘラヘラ笑う梨奈ちゃんは全く気付いてない様子

と言うか、本当に堂々と
女性らしい数珠を付けてテレビに映るあたり
なんにも気にしてなかったみたいだ。

梨奈「あ～こんなイケメンその辺に居ないかなぁ」

うん居るよ、その辺に居る。

PM 20:30

「もしもし友香、飲みに行ける？」

今日はオーナーが来てくれたので
いつもより早めに退勤させて頂けた。

友香「Aから誘うって、久しぶりじゃん」

「なんとなく、早く上がれたからさ」

そう、なんとなく。

なんとなくなんだけど、

「平野紫耀って知ってる？」

友香「もちろん！雑誌の特集とかもあるからねぇ」

「人気なんだね～」

友香「平野君がどしたの？」

まぁそうなるよね、、

「いや～綺麗な顔立ちだなぁと思っただけだよ」

友香「ふ～ん？」

意味深な顔つきで私を見る

「、、、実はさ」

友香「うそ！凄くないそれ？！本当に？！」

話してしまった。
別に何とも思ってなかったはずなのに、

友香「惚れちゃったの？」

「それはない！！」

それは無いよ、勿論。

だってまだ2回会っただけで
今日初めて本当の仕事を知ったわけで、

「確かに綺麗な顔だなぁとは思ったし
明るくて良い人だなぁとも思った。

ピュアなんだなぁとも思って
少し好感度は上がってた、けども、、」

友香「それ好きなんじゃん？」

好きなの？

好きってなるには早すぎない？

「でも芸能人じゃん...」

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