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銃声とともに足に激痛を覚え、座り込む。右足の甲を撃たれたようだ。あまりの痛さにとてもじゃないが動けない。
佐「まだ話してる途中でしょうがぁ!」
怒るところはそこじゃない。
宮舘涼太という男がこちらに銃を向けている。どうやらこいつに撃たれたらしい。
岩「…お前。」
咄嗟に照くんが殴りかかろうとするが、もう一度宮舘涼太が銃を放つ。今度は照くんの頬をかすめた。
阿「さて。君たちが来たということは警察も俺たちの存在に気づいたということだから、殺しちゃうのも駄目だよな。どうしようかなー。」
少しぶらぶらと歩きながら阿部という男は顎に手をあて考えるそぶりをする。
阿「あ。とりあえず仲間が死ぬところ、見る?」
そう言うと拳銃を翔太くんに向ける。
阿「こいつ殺されたくなかったら、武器全部だして。」
そう言われれば言うことを聞くしか方法がない。しかし武器を大人しく出せば勝てる確率はかなり減る。
しかしこの状況を打破するすべもなく、考えた末、拳銃と麻酔銃を床に置き、相手の方へと蹴った。
岩本くんも同様に。
佐「俺やだ。」
岩「おい佐久間!」
阿「え。じゃあ撃っていいの?」
佐「まあいいんじゃない?」
佐久間くんに仲間を思いやる気持ちなどない。ましてや人が死ぬということに重さも感じていない。今はこいつらの逆鱗に触れさせないようにしていたが、佐久間くんのせいで台無しだ。
阿「…あっそ。」
そう言うと阿部は翔太くんに向けた銃の引き金を引く。
俺達は宮舘に銃を向けられているため動くことができない。少しでも動けば殺されるだろう。
阿「…君は仲間に捨てられたみたいだね。せめて1発であの世に行かせてあげるよ。」
佐「させるかあー!」
佐久間くんの声が響き渡り前を何かが通る。それは拳銃。鉄格子の隙間を通り抜け中へと入っていく。
その瞬間宮舘が佐久間くんめがけて銃を2度撃った。
佐久間くんの肩に2発命中するも佐久間くんは動きを止めない。そのまま阿部の銃を上に上げ、殴りかかる。
宮舘が佐久間くんを狙っている瞬間、照くんは宮舘に殴りかかり拳銃を奪った。
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..... - FYI, the word “ejaculation” is very inappropriate. (2020年7月10日 8時) (レス) id: cb998c405d (このIDを非表示/違反報告)
FON(プロフ) - 初めましてコメント失礼します。こういうタイプの佐久間くんをずっと追い求めていて本当に好みの作品に出会えて感激しております……。内容も面白くて読んでいて惹き込まれました。更新頑張ってください、これからも応援しています! (2020年3月14日 13時) (レス) id: 489a166a7a (このIDを非表示/違反報告)
xxx(プロフ) - いつも更新楽しみにしています!佐久間くんの罪だけ分かっている状態で他のメンバーの罪はどんなんだろう、どうやって判明するんだろうなんて思いながら読んでおります。お身体に気をつけて頑張ってください! (2020年3月12日 18時) (レス) id: bbbfe29df4 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2020年3月10日 17時