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山を降り、町に出て、少し街灯のないうすぐらい道に入っていくと、ほどなくして車が止まった。




「ここに今から突入してもらう。」




そう言われたのは資料に乗っていた写真のまんまのビル。
4階建て。
下3つの階は普通の小さい会社だが、一番上では違法な薬のやり取りをするようなヤクザたちが何人も働いているようだ。





「中には11人。大丈夫か?」






大丈夫、とは。
今から6人でここに入り、誰にも気づかれずに11人を捕まえると。
相手は拳銃を所持している可能性があるが自分達は今日6つの麻酔銃しかないと。


なんだこれ。
戦力の差が酷すぎる。
しかし拒否権なんて最初から存在しない。この話を持ちかけられている時点で拒否をすれば簡単に殺されることは明白だったのだ。





「じゃあ、後は頼んだ。」






竹田さんはそう言うと、ビルの鍵を一応リーダーになった岩本に渡した。
そしてビルのドアを開け早く行ってこいといううざったるい顔でこちらを見てくる。


少しため息をつくと照を筆頭に中に入った。



なんとなく道順は把握していた。照が鍵を使ってセキュリティをパスしていくそしてとうとう、4階の部屋の扉が開けられた。




「お前ら誰だ…。」




中には11人のいかつい男。
全員入れ墨をいれており、筋肉質。
テレビで見るような典型的なヤクザの格好をしている。



正直俺は戦うつもりがなかった。
勝てるとは到底思っていないからだ。
どこかで身を隠し、事がすむまでやり過ごそうと考えていた。




佐「答える義理はないなー。」



そう佐久間が言うと麻酔銃を取り出し構えた。
なんでこいつは煽るのか。




ヤクザの人たちはなにか理解したのか全員拳銃を取り出した。


逃げられる場所がない。
ここで俺の人生終わるのかもしれない。
それでも自分はいつも通り笑顔でこの光景を見守るのだ。





しかし、次の展開で希望が見えた。






パンッと相手が銃弾を撃ったのを合図に全員が動き出す。

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..... - FYI, the word “ejaculation” is very inappropriate. (2020年7月10日 8時) (レス) id: cb998c405d (このIDを非表示/違反報告)
FON(プロフ) - 初めましてコメント失礼します。こういうタイプの佐久間くんをずっと追い求めていて本当に好みの作品に出会えて感激しております……。内容も面白くて読んでいて惹き込まれました。更新頑張ってください、これからも応援しています! (2020年3月14日 13時) (レス) id: 489a166a7a (このIDを非表示/違反報告)
xxx(プロフ) - いつも更新楽しみにしています!佐久間くんの罪だけ分かっている状態で他のメンバーの罪はどんなんだろう、どうやって判明するんだろうなんて思いながら読んでおります。お身体に気をつけて頑張ってください! (2020年3月12日 18時) (レス) id: bbbfe29df4 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2020年3月10日 17時

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