【HQ】少女は嘘でできている (ページ8)

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嘘6コページ8

貴方side

黒「そうか・・・わかった」

良かった。
分かってもらえた。

黒「また明日誘いに来るわ！！」

貴「・・・・・はぁ！！？？」

え、この人バカなの？
いやいや、何で明日も来るの！？
来なくていいよ！！

黒「絶対お前をバレー部のマネージャーにする！」

貴「いや、明日来てもやりませんからね！？てか、迷惑です！！」

黒「んじゃ、また明日なー！！」

そう言って、先輩は帰って行った。

「まぁ、頑張れA！」

何故そんなに楽しそうなんだ・・・。

***

黒「Aちゃん！！今日も来たぜ～！！」

貴「あ、そうですか。じゃ」

黒「そう簡単に返すわけないでしょ♪」

貴「腕離してくれませんか。叫びますよ？」

黒「すみませんでした」

さて、あれから2週間経った。
あの日から毎日先輩は私の所にやって来る。

黒「まぁ、今日はここまでだな。また来るわ！！」

毎日毎日来るわりに、帰るのは意外と早い。

貴「毎度毎度、本当に頑張るよなー」

「くっそー今日も断ったか！！！」
「いやいや、綾凪さんがやるわけないでしょ～」
「でもさ、Aって面倒見いいから、最終的にOKしそうwww」

そしてこれである。
何故かクラスの中で賭け事が始まっている。
『私がマネージャーをやるか、黒尾先輩があきらめて来なくなるか』
勝った方は負けた方からジュースをおごってもらえるらしい。
ちなみに、人数的にはちょうど半分ずつ分かれているらしい。

何で、私で賭け事するんだ！！

貴「・・・絶対にマネージャーなんかにはならん！！」

「またまた～wAはなんだかんだ言って最終的に受けるんだって！！www」

貴「うぅ・・・絶対、やらない！」

「ま、Aの好きなようにすればいいよ！！しいて言うなら、Aがマネージャーになればあたしはジュースをゲットできるんだけどね！！」

貴方もガッツリ楽しんでるじゃないか・・・。

でも、もう2週間がたった。
どうせ1か月もすれば止めるだろう。
私だったら絶対やめる。
1か月も頑張れない。

あと2週間の辛抱だ！！
頑張れ私！！

貴「そういえば、もし先輩があきらめた場合、私もジュースもらえるの？？」

「・・・・・さぁ？」

あ、そうですか。