今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:2,927 hit
小｜中｜大
嘘に染まる ページ1
あぁ、いつだったけ。
私を見る目が変わったのは。
・・・そうだ、"アノ子"だ。
"アノ子"が来てからだっけ？
まぁ、もう終わったことなんだけど。
確か、"橋(はし) みずき"って名前だったかな。
あそこだけが生きがいだった。
あの場所だけが、私の居場所だった。
"アノ子"に全てを奪われた。
"アノ子"に全てを壊された。
"アノ子"を叩いたのも、嫌がらせしたのも、悪口言ったのも、困らせたのも、全部あの子の演技、作り話。
・・・あぁ、本当に嫌だ。
人間、こんなにも簡単に騙されるんだ。
なら、正直に生きるなんてバカみたい。
もう、誰も信じないし、騙されない。
そして、私も私を理解してもらおうなんて思わない。
・・・私が信じるのは"嘘"だけだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫杏 | 作成日時：2017年2月14日 23時
