彼氏ガチャ

彼氏ガチャ(涼介side) ページ3

涼｢『俺の彼女になってくれますか？』｣

？｢………………。｣


目の前にいる彼女は声を発さない。


煙であやふやだった彼女の姿がだんだんと見えるようになってきた時、彼女は声を発した


？｢りょ…………ぅ……すけ……？｣


涼｢？！！？！！？｣

その声は紛れもない







_______________俺が大好きな君の声





涼｢桜！！！！｣



俺は君の後ろ姿に抱きついた









やっと見つけた









やっと触れられた








貴｢本当に……涼介なの？｣


涼｢そうだよ。｣







君は泣いていた。




肩を震わせながら。





そして、俺に言ったんだ。







涙を流しながら笑顔で……






_______________『大好き』





俺はより強く君を抱きしめた。






涼｢愛してる｣








"運命"は残酷で、俺と君を引き離した。




でも、''運命''はまた、俺と君を巡り会わせてくれた。






"ガチャの彼氏、彼女が選んだ運命の人の前にしか現れない"


俺の運命の人は紛れもない









_______________桜だった。









あなたは彼氏ガチャを信じますか？

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