【WT】白い尾っぽと、検証と。【反応集】

つづき。微■ ページ24

•むらさきいろさん


sm｢……A？｣


貴方が急にどこかへ行くのはいつものこと。

そう思っていたから、気付くのに遅れてしまって。

いつもならある連絡も、貴方から貰ったプレゼントさえも無い。

……気付いたなら早い。

友達に連絡する。

……そんな人、しらないと言われた。


もう、スマホは使い物にならなかった。

……理解した。

きっと警察に言っても意味が無い。

こんな非現実的なこと、起こるはずは無い。

いくつもの可能性を考えた。

……あぁ、そうだ。


sm｢……帰ってくる。絶対。｣


今日も彼は待ちます。

……現実を捨てて、妄想を反芻しながら。






•きいろさん


kr｢……A？！どこ？！｣


彼の自慢の大声は辺りに木霊するだけ。

朝起きて支度をして、起きてくる貴方が居ないことに気付いた。

家中を探し回る。

部屋には居ない。

風呂、トイレにもいない。

……玄関に靴は、無い。

慌てて外へ出ても、貴方が居た形跡なんてひとつも見当たらない。


……どうしよう。どうすれば？


それしか頭が回らない。

何も出ないままオーバーヒートした脳は、1番楽な答えを出した。


kr｢……あれ、俺なんで外出たんだっけ？｣


もう、彼の頭の中に貴方はいない。

正しく言えば、貴方との記憶は1番深いところに捨てられた。

……これで、これだけで俺は楽になるんだ。

ねぇ、やんでれ。※ヤンデレ→←つづき。微■

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