ねぇ、きえちゃった。微■ ページ22
ある日突然、それは起こった。
何気ない日常に足りない、パズルの台紙のような存在。
それを、誰も気付いていないんだ。
……ごめんね、消えちゃったよ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
•みずいろさん
nk「……A、Aっ！！どこ？！」
部屋中のドアは空きっぱなし、部屋は空き巣でも入ったかのように荒らされている。
それは、彼が貴方を必要としている証。
貴方が居ない。居ない。どこにも居ない。
貴方との共通の友人に連絡しようとすれば、そんな連絡先は無かった。
彼のメンバーに何か知らないか聞けば、"そんな人居たっけ？"とのこと。
その言葉を聞いた彼はスマホを落とします。
呆然とその場に立ち尽くします。
スマホから流れてくる呼び掛けも、耳には届いていませんでした。
nk「……そうだ、そうだ。わるいゆめ。きっとこれは、夢だから……」
……覚めないと。
そう盲信して彼は家の外へ出ます。
靴を履くことすら忘れて、覚束無い足取りでどこかへ。
直ぐに逝けるような……貴方に逢えるような、場所を探して。
•あかいろさん
br「……あれ、？」
最初は、どこかへ遊びに行ったのかな？って思っていた彼。
帰り何時になりそう？なんて聞こうとして開いたスマホの連絡先には、貴方だけではなく貴方を通じて知り合った友達なども消えていた。
居ない、居ない、いない。
貴方の部屋へ向かえば、何も無い空間となっていた。
埃が舞ってきらきら輝く景色に、体温を感じることは無かった。
誰に聞けばいい？これはドッキリ？自分は、どうすればいい？
それしか頭にはなかった。
答えのない問いに意味は無い。
どこにも探しに行けずに呆然としたまま、何時間も何日も、何億年も経ったような気がした。
br「……ぁ、A？」
遂に彼は、貴方を創り出します。
現実を受け入れるか、人形と永遠におままごとをするか。
……彼は、後者を選んだのです。
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一つ一つが長いので、1話ごとに2人で書かせていただきます！
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らむ - リクエスト答えてくださってありがとうございますっ！これからも陰ながらですが応援させていただきます！それぞれ状況とか違ってて書き分けすごいです…語彙力なくてすいません (4月10日 9時) (
レス) id: 7d3f8bbd4f (このIDを非表示/違反報告)
らむ - リク答えてくださりありがとうございますっ！あの…本当に書き方とか、メンバーさんの口調とか捉えてて好きです 続きも楽しみにしてます！ (4月7日 19時) (レス) id: 7d3f8bbd4f (このIDを非表示/違反報告)
初羅-sora-(プロフ) - もなか☆モカさん» はい、そうです！ (4月7日 13時) (レス) id: ab87c48a32 (このIDを非表示/違反報告)
もなか☆モカ(プロフ) - 初羅-sora-さん» ありがとうございます！彼の服orぬいぐるみを抱きしめながら、ということでしょうか？ (4月7日 13時) (レス) id: 2f38ec9a2f (このIDを非表示/違反報告)
初羅-sora-(プロフ) - 最高です！！ニヤけながら見てました。リクエストとか可能でしたら『彼の服ぬいぐるみを抱き締めながら彼のベットで寝落ちしちゃってたら』というのをお願いします！！ (4月7日 12時) (レス) id: ab87c48a32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか☆モカ | 作成日時：2024年3月24日 11時
