12話 ページ13
…
「〜〜?〜〜〜……〜〜」
……誰かが話してる…
知らない、慣れない気配。
【気を抜くな】【寝るな】【敵はすぐそこ】【少しでもご飯を勝ち取れ】
語りかけてくる思考に気付かされ、平然を装って起きる。
『ん、……あれぇ、寝てた』
pk「こんなとこで寝たら風邪引くじゃん。
……なんかあったの?」
そう言われて記憶を辿る。
『ん〜っとぉ……あ、嬉しいことが2個もあったよ!』
pk「え、どしたの?」
『んふふ……秘密〜』
そう話していると、子供達が入ってくる。
kn「失礼します。……夕食でしょうか?」
pk「うん。待ってて〜」
……ゑ?ボクそんなに長い間寝てたのか……昼寝なんて久しぶりだな……
pk「今日はシチューだよ〜」
そう言いながらぴくとが準備する。
『熱くない?』
pk「確かに……熱かったら言ってね。
…まだ厳しそう?」
kn「……はい。とても申し訳ないですが……いいですか?」
br「…あの、僕、しちゅー…?食べてみたいです。」
kn「…?!」
……作ったご飯、食べようとしてくれるの……?!
きんときくんも顔には出さないけど驚いているみたい。
キミ、外交官向いてるね()
pk「…!わかった。
……無理だったら、すぐに言ってね。」
その言葉にぶるーくくんは頷く。
pk「じゃあ、ついでくるから待っててね。」
ぴくとはそう言いながらキッチンの奥へ消えてった。
ボクはいつもの席に座って待つ。
『……あ、そうだ。明日、良ければこの屋敷に居る動物たちに会いに行ってくれない?』
kn「…わかりました」
『ん〜っとね……ねことか、おおかみとか…あ、珍しいパンダとかもいた気がする〜。楽しみにしてて〜』
pk「はい、持ってきたよ〜」
そう言ってぴくとがお粥とシチューを持ってくる。
……どういうバランスしてんだよ(褒め言葉)
『はーい。んじゃ、いただきまーす』
br「…?これ、どうやって使うんですか?」
ぶるーくくんがスプーンを持って質問してくる。
『ん〜……なんか、こうやって』()
いざ説明するとなると難しいね……
『難しいね……じゃ、とりあえずボクがやるから口あけてね』
br「はーい」
ぶるーくくんが控えめに口を開ける。
ボクは、ぶるーくくんのお皿のシチューを少なめに掬ってぶるーくくんの口に入れる。
『はい。熱いから気をつけてね』
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ニゲラ*(プロフ) - 疑いつつも愛らしい行動をする子供たちが本当に可愛すぎて何度も読み返してます。読むたびに胸が幸せでいっぱいです。オリキャラちゃんの口調や性格も好みすぎます。更新はお体にご無理のないようにしてください!応援しています! (3月31日 14時) (レス) @page28 id: 7f55ccc0a8 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐 - ゆっくりの更新でいいですよ!絵を描くのは楽しいことですしそちらにモチベが出るのは私もよく描くのでわかります!!自分のしたいことを優先してくださいね! (3月30日 20時) (レス) @page28 id: fb020f6fb3 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐 - 面白いですね!!!心情の表し方がめっちゃうまいですね!更新楽しみにしときまーす! (3月29日 23時) (レス) @page27 id: fb020f6fb3 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - 気になって夜眠れません!!!!!!!!!更新楽しみです🌟 (3月25日 23時) (レス) @page20 id: 8926da2068 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もなか☆モカ | 作成日時:2024年3月2日 6時