２（月岡紬）待ってて貴方を取り返すから

story６７ ページ19

紬side

監督「すぅ...すぅ...」

裸で俺の胸に顔を埋めながらな眠る監督

勿論、罪悪感はある

シてしまうまで勢いは凄かったが

ヤってしまったら後々後悔

「監督...ごめんなさい...」

そっと監督の髪を撫でる

ｿﾞｯ

何だろうか...

嫌な予感がする

監督「ねぇ」

ﾋﾞｸｯ

「か、監督」

さっきまで寝息をたてていた監督がパッチリ目を開けている

監督「ごめんなさいって誰に謝ってたんですか？」

聞こえてたんだ...

「監督と（貴方）にですよ...。俺は...監督も（貴方）も不幸せにしてしまう駄目な奴だなと...」

監督「そんなことないですよ。そんな優しい紬さんだから私も...勿論、（貴方）も好きなんですよ」

監督は起き上がり俺の上に乗る

監督「第２ラウンドいきませんか？？」

「え、？」

監督「たまにでいいんです...。たまに会うだけでも...。紬さんに多くは望んでません...。少しの時間でも（貴方）さんと同じくらい愛されたいんです...。」

監督の息が俺の耳にかかる

それが微妙に気持ちよくて

俺はここまで勢いだけできた

後悔も何度もした

だけどこの沼から俺は出れないんだ

だから、俺は監督のことも愛してしまう

「こういうことは男がするんですよ監督」

監督、立場は逆転ですよ...？

監督といるときだけは（貴方）を忘れよう

罪悪感からも逃げよう

その方がもっと

快感だから

story６８→←story６６

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す