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hot ページ11

桜満開の4月。
私は高校3年生になんとか進学できた。



さぁ、新学期。
と意気込んだのもつかの間だった。





「37度3分。風邪引いちゃったみたいね。移してもいけないから帰ろうか」

保健室の先生は体温計を見ながら呟いた。

新学期そうそう。
このざまだ。

「そら見ろ。ぜってぇ熱あるって言っただろ?」

草太はいつもり3割り増しの優しい声で私を揶揄した。

朝起きた時からだるいとは思っていたのだけれど、熱があるとは思いもしなかった。この前から風邪気味だとは思っていたけどここまでになるとは。

校門近くで出会った草太に異変を感じ取られすぐに保健室へ連行された。






「でも、始業式が始まる前でよかったね。始業式に参加してたらえらいことになってたわよ」

先生は草太に「お手柄お手柄」と付け加えた。

「おうちの人とは連絡取れる?もし、取れるんならお迎え来てもらおうか?」

たった一人の家族のお父さんを思い浮かべたけど、お父さんは生憎、仕事から手は離せないし今日も病院に泊まり込みだと言っていたように思う。

「連絡とれないので一人で帰れます…」

熱があると思うと急に心細くなってきた。
だけど、かといってお父さんを呼びつけるだなんてできない。
だって病院には私より苦しんでる患者さんが沢山いるし。


病は気からなんて言うけど、熱があると思うと急に目の前がふらふらとしてきた。



「ほんとに帰れる?」

先生の言葉に笑って頷いた。

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納子(プロフ) - 熾嫩さん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年6月20日 19時) (レス) id: 21906f0f83 (このIDを非表示/違反報告)
熾嫩(プロフ) - 更新楽しみにしてます(*´ω`*) (2017年5月30日 7時) (レス) id: accc576dcb (このIDを非表示/違反報告)
納子(プロフ) - 綾音さん» ありがとうございます!! (2017年4月7日 22時) (レス) id: 21906f0f83 (このIDを非表示/違反報告)
納子(プロフ) - 綾音さん» ありがとうございます!すみません!できません! (2017年4月7日 22時) (レス) id: 21906f0f83 (このIDを非表示/違反報告)
納子(プロフ) - 晴風さん» ありがとうございます!! (2017年4月7日 22時) (レス) id: 21906f0f83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:納子 | 作成日時:2017年2月20日 20時

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