封印された妖怪 (ページ9)

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実は・・・中編① ページ9

～レンsiten～
いつものように朝起きて人間に化けて村里に降りる
村は人口が多く子供が村の半分を仕切っていた
村では僕を妖怪でどんなものにも化けれて村を守る守神みたいな存在だった
僕には二人の友達がいた
一人は僕と同じ妖怪でもう一人は人間の子供だった
僕はいつも妖怪のユウと一緒に村里に降りていた
ユウは僕と種族が違くて狐の妖怪だった
人間の子供は僕達のことを一番理解してくれる人の子、アオと一緒にいつも遊んでたんだ
毎日が平和そのものだった
だけどあることが起きた
作物は枯れ、天気も晴天、水も枯れていった
そんな日が続き村人達は言い出す
村「これも、守神様が我らを捨てた結果か？それとも怒りに触れたのか？」
村人はざわざわと落ち着きがない
村には陰陽師がいた
陰陽師は言い出す
陰「守神様を封印しましょう」
村人は反論するが陰陽師は聞く耳を持たない
そのうち村人までもが陰陽師と同じことを言い出す
子供達は家から出られなくなった
親が閉じ込めたからだ
アオは隙を見つけ抜け出し僕達に事情を話してくれた
ア「っていう事なんだ」
レ「そんな事があったんだ」
ユ「まったく人間共には呆れるぜ自然現象とかそう言うのなのに俺達のせいにしやがってよ」
すると村人に見つかった
村1「アオ！こんなところにいたのか！」
村2「ん？その子達は？とりあえず今は家にいなさい！君達もね！」
そう言いアオを引っ張る
アオは嫌がる
まるで何かひどい事をさせられたかのように怯えていた
いつもは明るく怖いもの無しのアオの怯える姿が見て間に入る
レ「あの！アオが嫌がっているのでやめてくれませんか！」
村1「うるさい！アオ！早く来なさい！」
ア「い、嫌だ！戻りたくない！」
この状況を見てユウもおかしいと思ったらしくアオと村人の距離を離す
ユ「ちょっとあんた！乱暴すぎやしないかい？こんなに嫌がってるじゃねーか！」
レ「そうだよ！さっきから見てて貴方達アオに何をしたんだ！」
村2「このガキ！」
？「やめなさい！」
声のした方を見ると陰陽師がいた
村1「陰陽師様」
陰「貴方達、人間ではありませんね」
ユ「！？」
陰「姿を現しなさい！」
そう言い粉をかけられる
すると元の姿に戻ってしまった
陰「貴方達がこんな事をしたのですね」
レ「違っ！話を聞いて！」
陰「問答無用！」
札をユウに投げる
僕はユウを庇って札を付けられた
力が出ない
そう思いながら周りを見る